赤いネオンの巨大グルメストリート「鬼街」

「今日の夕飯は鬼街でも行こうか!」って、北京では、よくある話です。「鬼街(グイチエ)」って「幽霊通り」という意味です。幽霊通りは、北京中心部の東直門外の立体交差から交通口東大街の東端までの約1キロが、ほとんど全部飲食店というグルメストリートです。その数、約150軒といわれています。赤いネオンがまぶしいお店が延々と競いあうように並んでいるド派手な通りです。赤いネオンのせいか、歓楽街のいかがわしさも漂い、それが余計に男性客をひきつけているのかもしれません。鬼街って男性客の姿が目につきます。24時間営業の店も多く、飲み足りない人が2次会をここでするケースもよくあるからなんです。

北京で夕飯に迷ったら、「鬼街」に行こう! 北京で夕飯に迷ったら、「鬼街」に行こう!

東大直門内大街が鬼街になった理由とは?

北京の地図では鬼街は「東直門内大街」と書かれています。さらに鬼街以外にもよく知られている通り名があります。それが「簋街」です。「鬼街」と発音が同じなので、いつしか鬼街とも呼ばれるようになりました。東大門内大街はもともと都市部と農村の連結部のような場所です。まっ、町外れです。町外れには、あまり人に喜ばれない職業が集まってました。ここには棺おけ屋やお葬式にまつわる職業の人が集まっていました。それでこの通りにくると、大げさに「身の毛がよだつ」気がするといって、いつしか鬼街とも呼ばれるようになったそうです。

鬼街がグルメストリートに変身した歴史

鬼街の歴史は浅く、始まりは1980年代です。当時の中国は「大鍋飯」といって、国営企業の食堂でみんな同じものを食べるものでした。ただ同然でしたが、安かろう不味かろうの世界です。1988年になり、個人経営の店が認められると、鬼街に初めて個人経営の食堂ができました。この店の成功が他の店を呼び込み、いつしか巨大グルメストリートになりました。今、鬼街で幅をきかせているのは兎鍋、辛いザリガニ料理、蒸したカニ料理の店です。火鍋や四川料理のお店も多く、もちろん北京名物の羊のしゃぶしゃぶもあります。変り種で広東料理の飲茶もあるという幅広さです。

鬼街でおいしいお店を見分ける超簡単な方法

鬼街に行くと、迫力のネオンのお店があまりにもたくさんあるので、どこで食べていいのかわからなくなります。そんなときは、お店の前のイスで待っているお客の多い店に入るのがいいですよ。サービスのひまわりの種を食べながら、自分の番号が呼ばれるのを待っているのです。人気のカニ料理のお店「胡大」では、午後9時すぎでもかなり多くのお客がいるので、びっくりです。北京の夕飯に何を食べるか迷ったら、鬼街に行ってみませんか? ザリガニやカニなど、おつまみ系の料理も多いので、夕飯のあとの飲みタイムに行くのもおすすめです。