北京で今、一番観光客が多い南鑼鼓巷

「あ〜、嫌だなあ。大好きな北京に遊びに来ているのに、何を見ても高い、高いとしか言えないなんて」。円安ということもあり、中国の物価高がことさら身にしみます。中国の首都北京は元、明、清の都がおかれた歴史の町です。中国の近代史好きなら見どころがいっぱいです。その上、北京の中国現代アートは注目をあびています。前衛的でよくわからない作品を見て歩くのも新しい北京観光のひとつです。この数年、北京観光の主流は南鑼鼓巷など伝統家屋が集まる胡同巡りです。南鑼鼓巷にはおしゃれなカフェや雑貨屋が集まっています。今までこんな胡同が北京にはなかったので、週末ともなると普通に歩けないほど観光客でいっぱいになります。

たこ焼き3粒が日本円で500円もする北京で、安いものとは? たこ焼き3粒が日本円で500円もする北京で、安いものとは?

南鑼鼓巷でたこ焼きを食べると、怒りが爆発!

今、この集客率抜群の南鑼鼓巷の家賃は、とんでもないことになっています。雑貨屋ぐらいしかできない小さな店舗の家賃が月2万元(約40万円)とも年間40万元(約800万円)とも言われています。この高額の家賃は、ストレートに売られているものの値段に跳ね返ってきています。中国では日本のたこ焼きやオデンが人気です。たこ焼きは「章魚焼(ジャンユーシャオ)」、オデンは「関東煮(グアンドンジュー)」と呼ばれ、南鑼鼓巷でも食べられます。たこ焼きのお値段は3粒で25元(約500円)! しかもひと粒の大きさは日本のたこ焼きよりずっと小さい! 味も日本のたこ焼きには負けてます。怒り爆発!

中国の若者は日本人にはどう見える?

こんなたこ焼きでも中国の若者はドンドン買っていきます。それも3粒ではなく、5粒入りの40元(約800円)のを。中国人って、本当にお金持ちになりました。南鑼鼓巷の物価の高さは特殊ですが、それ以外の場所でも軒並み家賃は高額です。そのため売っているものの全てが値上がりしています。何をみても「無駄に高い」と感じてしまうのです。とはいっても旅とは、自分が見たいものを見て、その土地のおいしいものを食べることにつきます。そして自分のツボにあうものを買うことですよね。

北京で一番安くて美味しいもの

この北京で小うるさい日本人を満足させるものはないものだろうか? 毎日そんなことを頭の片隅で考えながら、北京を歩き回りました。見つけました! 北京の伝統食「焼餅(シャオビン)です。サクサク、もっちりなど、店により食感は違いますが層になったゴマパンのことです。ゴマダレを練り込んで焼いたものと塩味の2種類あります。どちらも表面はゴマたっぷりで香ばしく、北京では主食として食べられています。この焼餅は1個0.7元(約14円)。5つ買えば1個0.6元(約12円)になったり、1個おまけしてもらえるところもあります。文句なしに安い! 焼きたての美味しさならどんな料理にも負けません。誰が何と言おうと今、北京で一番安い、美味しい、お得なものは焼餅です。