青い牛が目印! 「ラオベイジンスアンナイ」とは?

上手とは言えない牛のイラスト、古めかしいラベルのデザイン、極め付けは容器が壺ってことです。これが北京名物の壺入りのヨーグルトです。繁華街や胡同(路地)の商店など、北京ならどこにでも置いてある、ごく普通のヨーグルトですが、北京で一番有名な名物かもしれません。「老北京酸奶(ラオベイジンスアンナイ)」と呼ばれ、北京ッ子の味として、北京ッ子にも旅行者にも人気があります。この壺入りヨーグルトを食べないと、「北京に行った気がしない」と言う熱狂的なファンもいるほどです。

壺がかわいいので、お土産に持って帰る人も! 壺がかわいいので、お土産に持って帰る人も!

ラオベイジンスアンナイはどこで売られている?

北京は、かなり物価に差がある町なので、老北京酸奶の値段も幅があります。一瓶3元(約60円)ぐらいのところもあれば、今、北京で最も集客力がある南鑼鼓巷では、一瓶6元(約120円)です。お店で飲んで瓶を返すと、1元返してくれる店もあります。南鑼鼓巷は、四合院造りの伝統家屋が並ぶ胡同なので、レトロ感いっぱいの老北京酸奶を扱っている商店も多く、探すのは簡単です。中国北方では、真夏の一番暑い時以外は、ヨーグルトを冷蔵庫で冷やしません。店の入り口の直射日光の当たらないところにおいているだけなので、すぐ見つかりますよ。老北京酸奶を見つけたら、まずは飲んでみましょう!

さて「ラオベイジンスアンナイ」のお味とは?

ひんやりした陶器の壺で味わうヨーグルトは冷蔵庫に入れていないせいか、やや冷えが足りない感じです。中国人には甘さ控えめですが、ノンシュガーでヨーグルトを食べる人も多い日本人には、やや甘く感じるかもしれません。それでも、しつこくない蜂蜜の甘さが美味しい! 素朴な甘味が癖になります。最近では、壺の形をしたプラスチック容器やアイスクリームのカップのようなプラスチック容器に入った老北京酸奶も現れました。

中国各地で「老」をつける名前が流行っている!

「昔ながらの」という意味がある「老」をつけるネーミングのヨーグルトは、今、全国的に流行っています。「老成都酸奶」や「老漢口(武漢)酸奶」など、中国各地にあります。どれも懐かしい雰囲気のイラストが描かれた容器に入っています。お値段は、スーパーで売られている「伊利」や「蒙牛」など、大手乳製品メーカーのヨーグルトよりはかなり高め。それでもレトロなパッケージと「老」の威力で売れています。こんな老酸奶ブームの始まりは老北京酸奶が、近年、ますます旅行者に注目されているからじゃないでしょうか。北京に行ったら、壺入りの老北京酸奶を食べてみませんか?