北京で食べてみたい名物料理

北京で食べてみたい料理と言えば、名物の北京ダックです。料理名に北京と名がついているだけに、はずせない料理です。じゃ、その次は? なぜか餃子と言う人がけっこういます。2008年の北京五輪の前あたりでしょうか? 日本の女性誌で北京特集を組むと、餃子をよく取り上げていました。その影響があるのかもしれません。北京は、小麦粉で作った餃子や麺を主食とする粉もの文化圏です。餃子を北京で食べるのは、間違ってはいません。でも、北京名物をひとつ忘れています。

かなり重いけれど、みそがおいしくて丼いっぱいの麺もペロリ! かなり重いけれど、みそがおいしくて丼いっぱいの麺もペロリ!

炸醤麺(ジャージャンミェン)は北京の家庭料理!

北京名物の中でもはずせないのが「炸醤麺(ジャージャンミェン)」です。日本での知名度は担々麺には負けていますが、炸醤麺も中国を代表する麺のひとつです。その炸醤麺の本場が北京です。具は、大根やもやし、ゆでたキャベツなどお店によっていろいろですが、麺の上に野菜をたっぷり載せ、みそをかけて食べる汁なしの混ぜ麺です。みそは、黄醤(ホワンジャン)と呼ばれるやや塩辛いみそを使っています。残り物の野菜とみそさえあれば、できるので、「老北京(ラオベイジン)」と呼ばれる、北京っ子の家庭では頻繁に登場する定番料理です。

今、北京でおいしいと評判の炸醤麺

北京の炸醤麺で、今、おいしいと評判なのは、なんと言っても「海碗居(ハイワンジー)」です。北京には有名な炸醤麺のチェーン店がありますが、そこではなくて海碗居です。海碗居は、市内中心部にあるのは1軒だけで、そのほとんどが中心部から外れたところにあります。市内中心部で一番行きやすいのは、北京で一番の繁華街、王府井にある王府井百貨大楼6階でしょう。ただし、ここは中国版食べログと言える「大衆点評」の評価はいまいちです。「味は文句なしだが、お客は多いのに従業員が少なすぎる」などなど。で、松楡南路店(松楡南路36号、北京駅前より29か674路で松楡東里南門下車)に行ってきました。

こってり重いみそだからおいしい!

海碗居の伝統的な炸醤麺は、「肉丁小碗干炸(ロウティンシャオワンガンジャー)」と言います。注文してから、かなり待たされ、やっと出てきた炸醤麺は、大きな白いお椀の中に麺がたっぷり。麺を取り囲むように小皿が置かれています。大根、もやし、ねぎ、エンドウ豆など6種類ぐらい。そして一番重要な黄醤です。お店の人が目の前で野菜を麺にぶっかけてくれ、みそは自分でかけます。肉入りみそは油で炒めているのか、油が浮いています。ぷ〜んと香ばしいみそを麺にかけ、さあ、いただきます! ややしょっぱくて重いみそと茹でただけの野菜が合います。コシの強い緬だから濃いみそにぴったりです。この重いおいしさがまさに北京の味! 海碗居、おすすめですよ!