名前はメジャーなのに、食べたことがある人が意外と少ない麺

北京の名物のひとつ、ジャー(火へんに乍)醤(ジャン)麺は、日本でもよく知られています。日本では「ジャージャー麺」と呼ばれていますが、中国語では「ジャージャン麺(ミェン)」になります。日本でこのジャージャン麺が食べられるお店は、担々麺と比べると圧倒的に少ないです。それなのに、どういうわけかジャージャー麺って、知名度が高くないですか? ただ、ジャージャン麺の名前は知っているけれど、実際には食べたことがない人がほとんど。そのせいか北京に行ったら、本場でジャージャン麺を食べようという人が多いみたいです。北京でジャージャン麺を食べるなら、美味しいと評判のお店で食べてみませんか!

ジャージャン麺の人気ランキング1位の「海碗居」

ジャージャン麺は、八丁味噌にも似ているといわれる「黄醤(ホァンジャン)」とわずかな肉、残り物の野菜があればできるお手軽料理です。北京ッ子にとっては、子供の頃から食べてきたおふくろの味でもあり、他の麺にはない思い入れがあります。北京には、美味しいジャージャン麺のランキングがあるんですよ。突出して人気が高いのは「海碗居」です。王府井にも支店がありますが、私は観光客が多い王府井ではなく、松楡南路店(朝陽区松楡南路36号)に行ったことがあります。本当に美味しい。こってり濃いおみそとやや太目のもったり重い麺との相性抜群でした。今回、私は海碗居の次に人気があった「宣文楼」に行ってみました。

「海碗居」のジャージャン麺。みその表面に浮いている油がけっこうな量! 「海碗居」のジャージャン麺。みその表面に浮いている油がけっこうな量!

宣文楼のジャージャン麺も試してみよう!

宣文楼は、天安門に近い前門にあり、観光客でも非常に行きやすい場所にあります。みそ味で野菜たっぷりのジャージャン麺は、日本人の口にあう麺のひとつです。ジャージャン麺の味の決め手は、何と言っても「黄醤」と呼ばれるみそです。ただ、北京は、中国の中でも味付けがしょっぱいことで知られています。北京を取り囲むような河北省も含め、このあたりはとにかくしょっぱい味付けを好む地域なのです。ジャージャー麺の味を決めるみそも日本人には、かなりしょっぱく感じます。このみそが合う、合わないで美味しい、美味しくないに分かれます。

宣文楼(前門大街42号3階)は、入り口はわかりにくいけれど、場所はとにかく便利な場所にある 宣文楼(前門大街42号3階)は、入り口はわかりにくいけれど、場所はとにかく便利な場所にある

ジャージャン麺の味の決め手になるものとは?

宣文楼、海碗居ともにジャージャン麺の野菜は、たっぷりです。大豆、緑豆、大根、きゅうりが入っています。どちらもみそにいれる豚肉を炒める時に出た油で、みその表面がぴかぴかと光って、見るからにおいしそう! ただし、ポイントとなるみその味は違います。海碗居のみそが、こってり重い味なのに対して、宣文楼のみそは、やや軽い味付けです。また、宣文楼のほうが、麺もこころなしかやや細めでみそが、よく絡みました。どちらかと言えば、宣文楼のほうが全体的に軽く、日本人に向いている気がします。ジャージャン麺の本場に行くなら、本当に美味しい本場のジャージャン麺を食べてみませんか! 重い味付けが好きなら「海碗居」、北京の味が初めてなら「宣文楼」がおすすめです。

宣文楼のジャージャン麺は、細めのやわらかい麺がたっぷり。 宣文楼のジャージャン麺は、細めのやわらかい麺がたっぷり。