北京市内とは思えないほど気温が低い延慶

北京から片道1時間半も高速バスに乗って、やってきたのに、まだ、北京市内です。北京は広い! バスを降りたのは、延慶区の南菜園です。田舎というわけではありませんが、大都会の北京と比べるとこじんまりしています。ここまで来ると空気が澄みわたっているようで気持ちいい。標高が高い延慶は、北京市内より気温が5度前後低いと言われています。私が訪れた日の北京の気温はマイナス5度。と言うことは延慶の気温は、マイナス10度。あまりの寒さに、柳溝行きのバスを待っている時間が本当につらかった。この日、私は柳溝豆腐村で豆腐料理を楽しみました。その時、お店の人にこう言われました。「次は、夏に来なさいね! 中庭で食べるのがいいからね」。

豆腐村で食べた豆腐鍋。ぷりぷりの春雨と干した豚バラ肉入りの鍋は、感動もののおいしさ! 豆腐村で食べた豆腐鍋。ぷりぷりの春雨と干した豚バラ肉入りの鍋は、感動もののおいしさ!

どう見ても北京市内に見えない柳溝豆腐村

豆腐村がある柳溝は、延慶区の中心部にある南菜園から約10キロ離れたところにあります。初めて行く人は、柳溝の風景を見たら、びっくりしますよ。ここが北京市内なんて嘘でしょ! 低い山と畑、時々現れる平屋の家以外は何も見えません。どうみてもモンゴルか青海省です。こんな寒々しい景色の中に突如、現れる大きな村が柳溝豆腐村です。もともとは小さな村だったのでしょうが、豆腐での村おこしに成功し、北京から多くの家族連れが訪れる人気観光地になっています。冬は寒すぎるのでお客はほとんどいませんが、夏の週末ともなると2つある大型駐車場が満杯になるほどです。

柳溝から近い永寧古鎮とあわせて、観光するのがおすすめ! 柳溝から近い永寧古鎮とあわせて、観光するのがおすすめ!

柳溝豆腐村に行く人が増えている理由

日本でもしばしば報道されますが、中国は、食品の衛生問題がかなり深刻です。賞味期限をとっくにすぎた食品、廃棄された油を再利用した油などなど。野菜や果物は、大量に使われた農薬を抜くために、1時間ほど水につけてから食べるのが常識になっています。そのため、都市部の住民の間では、家庭菜園を借りるのが流行っています。自分で作った野菜なら農薬の心配はありません。有機栽培の農家と契約し、定期的に野菜を送ってもらう家庭も増えています。こんな背景もあって、柳溝豆腐村が流行っているのです。豆腐料理のコースは、地産地消の安全な野菜を使って作られています。豆腐は、毎朝、食堂が地元産の大豆を使って、作っています。北京の人にとって、柳溝豆腐村に行くのは、安全でおいしい料理を食べに行くことなのです。

豆腐料理は、どのお店で食べても似た様なもの。5人以上なら一人約30元(約480円)! 2人なら100元(約1600円) 豆腐料理は、どのお店で食べても似た様なもの。5人以上なら一人約30元(約480円)! 2人なら100元(約1600円)

一番、人気がある食堂は、どこ?

豆腐料理のコースは、豆乳から始まり、豚ばら肉、春雨、厚揚げ豆腐入りの鍋、豆腐と鶏肉のピリ辛鍋、豆腐皮(ユバ)の和え物、ゆでトウモロコシ、饅頭(蒸しパン)、漬け物など、合計20品がテーブルいっぱいに並びます。これが全部、無料でおかわりオッケー! さて、どこで食べるかですが、柳溝は、豆腐料理を食べさせる食堂兼民宿村です。ずらっと並ぶ食堂には、番号がついています。2016年度のランキング1位は、68号店です。私は、25号店に行きましたが、大満足でしたよ。寒すぎる冬は個室になりますが、夏は、農家食堂の中庭に並ぶ丸テーブルでグループごとに豆腐料理を頂きます。今年の夏は、柳溝の農家食堂の涼しい中庭で、体に良くて、おいしい豆腐料理を楽しんでみませんか!

夏は、中庭のテーブル席が、満員になるほど人気があります。延慶は、徳勝門から919快バスで約1時間30分。南菜園で降り、Y08路バスに乗りかえ、柳溝下車 夏は、中庭のテーブル席が、満員になるほど人気があります。延慶は、徳勝門から919快バスで約1時間30分。南菜園で降り、Y08路バスに乗りかえ、柳溝下車