北京のお金持ちも食べに来る「新川面館」

2018年10月上旬、中国のニュースサイト「今日頭条」を読んでいると、私も通っている人気の麺館(麺を出す食堂)の話題が出てきました。北京に留学していた2005年頃から今も北京に行くと、必ず行くお店なので、ちょっと得意な気分です。でも、「北京のお金持ちが高級車でやってくる」と書かれていた部分には??? 「そんなの見たことあったかな? あそこは駐車場もないし、大げさに書きすぎじゃないの!」なんて思ってしまいました。その麺館は、「新川面館」と言います。四川省を示す「川」の字が、名前に入っていることからもわかるように、四川風の麺のお店です。

人気の麻辣涼麺。北京っ子が好きなゴマダレときゅうりが入っており、ツボを押さえている! 人気の麻辣涼麺。北京っ子が好きなゴマダレときゅうりが入っており、ツボを押さえている!

北京留学時代に通った新川面館の思い出

私が北京の中央民族大学に留学していた10数年前、新川面館と言えば、西直門に近い新街口店しかありませんでした。2018年の今は、北京中心部の西安門店、地安門店など9店もの支店があります。しかし、当時はたったの1軒。それも本当に小さなお店でした。中国の検索サイト「百度」で調べると、たった60平方メートルのお店で厨房と注文をするカウンターが面積の3分の1を占めていたようです。だから私が通っていた頃、席とりがめちゃくちゃ大変でした。食べている人の後ろに立って、あくのを待つのです。日本とは異なる席とりの方法に困惑。新川面館の狭い店内は、食べているお客と席があくのを待っているお客で常にギュウギュウ。私にとって新川面館と言えば、満員と席取りが大変だった思い出しかありません。

ジャー醤麺は、肉抹担担麺や麻辣涼麺と比べると、どうしても普通に美味しいレベル。肉抹担担麺と麻辣涼麺が美味しすぎる ジャー醤麺は、肉抹担担麺や麻辣涼麺と比べると、どうしても普通に美味しいレベル。肉抹担担麺と麻辣涼麺が美味しすぎる

新川面館の麺はたった4種類!

新川面館の麺は、肉抹担担麺(ロウモータンタンミェン)、麻辣涼麺(マーラーリャンミェン)、牛肉麺(ニュウロウミェン)、ジャー(火へんに乍)醤麺(ジャンミェン)の4種類のみ。看板麺は、四川風の肉抹担担麺です。本場の担担麺とは異なり、辛味はかなり控えめ。もう一つの看板麺の麻辣涼麺は、ゴマダレで食べる混ぜ麺です。他は「涼拌(リャンバン)」と呼ばれる前菜です。キャベツの酢づけ、ユバのあえもの、牛肉の醤油煮込みを薄くスライスしたものなどなど。どれも美味しい上におつまみがわりにもなるので、中国人は、この涼拌が大好きです。

新川面館西単北大街店(北京市西城区西単北大街豊盛胡同甲1号) 新川面館西単北大街店(北京市西城区西単北大街豊盛胡同甲1号)

麻辣涼麺と肉抹担担麺のどちらが看板麺?

さて麻辣涼麺と肉抹担担麺ですが、私はどちらも看板麺だと思っていますが、本当の看板麺は、麻辣涼麺だという意見があります。涼麺は、夏場に人気の麺ですが、日本人がイメージする冷麺と違い、常温で食べます。ゴマダレ好きの北京人は、ちょっとでも温かくなると、待ちきれないと言う様に麻辣涼麺を食べだします。だから麻辣涼麺が看板麺説があるのです。私のおすすめは、肉抹担担麺。ねっとり重い食感の細麺が本当に美味しい。もちろんコシもあります。麻辣涼麺は、食べる時に堅くならないようにするためか、あらかじめ軟らかめにゆでられています。ねっとり重い麺好きの私は、断然、肉抹担担麺派です。看板麺が美味しいのはもちろん、他の麺もハズレナシ。しかもどれもお安い! 北京に行ったら、新川面館に行ってみませんか!

2018年10月現在、肉抹担担麺の小碗は、10元ぐらい(約180円)。古くて小さな食堂でも、麺は15元ぐらいするのが相場なので、新川面館は、破格の安さ 2018年10月現在、肉抹担担麺の小碗は、10元ぐらい(約180円)。古くて小さな食堂でも、麺は15元ぐらいするのが相場なので、新川面館は、破格の安さ