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住んでいても全く安心できない中国の賃貸事情


掲載日:2014/08/17 テーマ:テレビのあの場所 行き先: 中国 / 北京

タグ: すごい! ためになる 高い


ある日、突然「1週間以内に出ていけ!」と宣告される中国の賃貸事情

住んでいても全く安心できない中国の賃貸事情 住んでいても全く安心できない中国の賃貸事情

「1週間以内に荷物をまとめて出て行って!」と突然、大家さんに言われたことがある友達がふたりいます。中国語で大家さんは「房東(ファンドン)」と言います。中国ではこの房東が言うことは絶対です。友達はふたりとも北京在住の日本人です。中国でお手頃な家賃で、そこそこ便利な場所にある家探しは本当に大変です。房東に頼み込んで、なんとか2週間に延ばしてもらいましたが、あんな思いを二度としたくないと言います。また、一人暮らしをしている中国人の友達はわずか2年のうちに家賃が月に5000円以上あがりました。それでも「房東は私に出て行ってほしいと思っているわ。新しい人のほうがもっと高い家賃をとれるから」と言います。中国の賃貸事情って、借りる側の権利が全く保障されてないの?

「契約」に対する日本と中国の感覚の違い

中国人も中国在住が長い日本人も「借りる側の権利?そんなものあるわけない」と言い切ります。中国で賃貸物件を探す時、不動産屋さんは紹介者の役割だけで、あとは房東と借りての直接交渉です。「付3圧1(フーサンヤーイー)」と言って、家賃1か月分の保証金を払い、三か月分の家賃を前払いします。1年ごとの契約が基本で家賃据え置きはまず、ありえません。日本人なら「契約」すると、それが絶対とつい思ってしまいます。中国では契約なんて、単なる口約束程度の感覚です。

家賃の値上がりを防ぐため、一括納入するのは危険!

毎年、家賃があがるご時勢ですが、家賃の値上がりはなんとか防ぎたいものです。そこで契約更新時に「2年間は今の家賃のまま据え置き」と契約を交わしたり、2年分の家賃を一括納入する人もいます。しかし、そんなものはまったくあてにできません。房東に差額を要求されるだけなので無駄です。逆に2年分の家賃を一括納入した後、家賃の値上げに耐えられなくなり、引っ越すことにしたとします。その時、先払いした家賃の一部を返却してくれるかどうかでまた、房東ともめます。とにかく中国では房東の権利だけが異様に強く、借り手の権利はゼロなのです。

生活が便利になると、どんどん憂鬱になる訳は?

契約更新時が近づくと、部屋を借りている側は憂鬱な気分になってきます。今年は私の友達の部屋のそばに大きなショッピングモールができました。地下鉄の駅に直結し、地下には大型スーパーも入っています。「ショッピングモールができて生活は便利になったけど、いったい今年の家賃はいくら値上がりするんだろう」と、友達は不安でいっぱいです。中国都市部のマンションは物価を考えると、日本以上に高いです。それでも中国人はなんとか買います。自分の家に住み、毎年の家賃の値上がりから解放されたいという気持ちが出てきても当然ですね。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2014/08/17)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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