トラブル続出の量り売りのお菓子屋さん

「えっ、そんなにたくさん買うつもりはないのに‥」と慌てているうちに、分厚く切られ、予想外の代金を要求されるという事件があります。中国の繁華街で時々、見られる光景です。ひっかかっているのは、ほとんどが若い観光客です。思わぬ事件にまきこまれるきっかけは量り売りのお菓子です。中国の大きな都市に行くと、少数民族のウイグル族がクルミと干しぶどうの伝統菓子を売っています。西北部の新疆ウイグル自治区から出稼ぎに来た人たちです。シルクロードの特産のくるみと緑色の干しぶどうをアメで固めたお菓子は、素朴でおいしそう!たらいで固めたような大きさなので、欲しい分量を切ってもらい、重さで値段が決まります。

中国でトラブル続出!量り売りのお菓子を買う時は要注意! 中国でトラブル続出!量り売りのお菓子を買う時は要注意!

昨年、中国でニュースになった古典的な手法の量り売り詐欺

このウイグル族の量り売りの伝統菓子売りが 昨年の中国の新聞やテレビのニュースを賑わせました。それも、今時、かなり古典的な手法です。屋台の主人が、勝手に分厚く切り、「もう切ってしまった」と言って、高い代金をお客に要求します。伝統菓子売りは数人のグループで売っている場合がほどんどです。お客が文句を言うと、まわりにいる仲間を呼び、お客を取り囲みます。お客は怖くなって、高い代金を払わされてしまうという事件です。残念ながら、量り売り詐欺は中国では珍しくないようです。

北京の南鑼鼓巷で量り売り詐欺を目撃!

2013年の春、北京の南鑼鼓巷に行ったとき、目の前で量り売り詐欺事件を見ました。南鑼鼓巷は北京中心部にあり、胡同の中におしゃれな店が並んでいる今、一番人気がある観光地です。この南鑼鼓巷で栗のペーストを固めた「栗子糕(リーズガオ)」を売っていました。なつめ入りの甘いお菓子です。若い女性ふたりが、「そんなにたくさんほしいなんて言ってない!」と南方なまりの中国語で抗議していました。結局、最後は払っていましたが‥。とは言っても、量り売りのお菓子売りが、みんな危険な人たちというわけではありません。

量り売りのお菓子を買うとき、問題が起こりにくい態度とは?

私はウイグル族のアメで固めたお菓子を時々、買います。クルミは中国全土で値上がりしています。その上、干しぶどうとアメで固めると、重さもそこそこあります。もともと安いお菓子じゃないのです。私は初めに自分が買う量を指定しています。「15元(約240円)分、ください」や「20元(約320円)分、切ってね」と、きっぱり!15元と言ったのに、量ると18元分あり、18元払ったことはあります。まあ、これぐらいは誤差としましょう。量り売りのお菓子を買うときは、最初にきっぱりした態度ではっきり欲しい量を告げる。この2点に気を付けているので、問題なしです。「少しだけ」など、具体的に欲しい量を言わないのは禁物です。