中国の一番、あり得ないところで幽霊屋敷を見てきました!

2014年の4月、北京の朝陽区で、周辺に住んでいる人で知らない人は、いないというほど有名な幽霊屋敷を見てきました。まさか、北京で幽霊屋敷を見られるとは思ってもみませんでした。中国に幽霊屋敷がないと言うわけではありませんが、一番、あり得ないところで見たって感じです。というのも、中国の共産党は迷信を禁止しています。その共産党のおひざ元の北京で幽霊屋敷を見に行ったなんて、かなり珍しいケースです。

怖い…。北京で有名な幽霊屋敷を見てきました…。 怖い…。北京で有名な幽霊屋敷を見てきました…。

中国で「鬼屋」とは、なんのこと?

日本のテレビ番組で夏になると、地元では有名な幽霊屋敷を紹介する番組があります。日本の夏の風物詩のひとつかもしれません。こんな番組は「中国にはない」と中国人はいいます。中国では幽霊屋敷を「鬼屋(グイウー)」と言います。「鬼」とは幽霊という意味です。家は「屋」です。幽霊の住む家なので鬼屋となります。鬼屋は中国各地にあるそうです。それでも、鬼屋をテレビで盛んにとりあげるなんてことはありません。迷信禁じている共産党が、そんな番組を放送するなんて、迷信を助長しているようなものだからです。

こんな一等地なのに、なぜ、古い洋館が再開発されないままなのか?

その北京の朝陽区の鬼屋ですが、意外なことに古い洋館でした。朝陽区と言えば、かなり広いのですが、大使館が多くある一等地です。時価にして1平米約140万円以上あると言われている地域です。その一等地で、しかも朝陽区内大街という大きな通り沿いにあり、地下鉄朝陽門駅から徒歩10分もかからないところです。いくらでも再開発できます。そこにポツンと手つかずの古い洋館が残っているそうです。人通りも交通量も多い大通りに、ひっそり立つ噂の洋館は想像するだけで異様です。

幽霊屋敷の噂ばなしの真相はいかに!

洋館のせいか、外国人宣教師や牧師の幽霊が歩き回るという噂があります。外観が本当に怖いと聞いていたので、昼間に見学に行ってみました。確かに鬼屋にふさわしい外観です。欧米のホラー映画に出てくるような幽霊屋敷そのままに、こうもりやカラスが住んでいそうです。幽霊屋敷の敷地内はガレージになっていました。私の他にも見学者がふたり。「ここは有名な幽霊屋敷ですよね?」と尋ねると、「そうよ。でも、それは迷信よ。誰も再開発しないし、誰も住んでいないから、そんな話があるだけよ」と言うのです。本当のところは謎ですが、いまのところ再開発の予定はないようです。