歴史小説「三国志」の舞台と言えば、四川省が浮かぶけれど‥

後漢後期から三国時代の中国を舞台にした歴史小説「三国志」は、いつの時代も熱いファンがいます。三国志ファンにとって一度は訪れてみたいのは、四川省の成都です。三国志の主役ともいえる劉備玄徳と諸葛孔明が治めた蜀が四川省だからです。そのせいか、三国志と言えば、四川省を思い浮かべる人が多いのです。確かに諸葛孔明を祀っている成都の武候祠は三国志の聖地です。しかし北京から日帰り旅行でいける町にも、三国志好きなら訪ずれずにはいられない大切な場所があります。

北京から行く日帰り旅行! 三国志の旅 北京から行く日帰り旅行! 三国志の旅

三国志ファンなら絶対はずせない、北京に近いあの場所とは?

後漢末期、都があったのは上海の西、河南省の洛陽です。北京は洛陽から遠く離れた田舎です。そんな北京から日帰り旅行で行ける、三国志ファン必見の場所っていったいどこ? 北京から60キロほど南に河北省の涿州というところがあります。観光地としては全く無名ですが、三国志ファンならもうわかりましたね!ここは劉備玄徳と張飛翼徳のふるさとです。三国志は劉備玄徳と張飛翼徳、関羽雲長の3人が涿州で出会い、「桃園の誓い」を交わしたことから始まります。「我ら3人、生まれた日は違っても、必ず同じ日に死のう」と誓ったのが桃園の誓いです。この桃園の誓いがなくては、三国志は始まりません。

北京より汽車で片道わずか45分の三国志旅行

北京日帰り三国志旅行の基点となるのは、涿州駅です。涿州駅は北京西駅から快速列車で約45分です。駅前から7路バスに乗って、松林店楼桑廟村に向かいます。約30分で三義広場に到着!ここには劉備、関羽、張飛の3人の像がたっています。ファンならそれぞれのイメージを持っていると思いますが、ここはかなりかっこいい、欧米人のような彫の深い顔をした像になっています。広場に立っている楼桑廟村の石碑から、約800メートル東に1本道を進むと三義宮です。ちなみに劉備玄徳が生まれた大樹桑村はここからさらに約10キロ東南に行ったところです。

三国志ファンには行かずにはおれない重要な場所

さて、三義宮に入ると、劉備玄徳の愛馬、的慮の像が入り口でお出迎えです。前殿には中央に劉備、右に関羽、左に張飛の像があり。劉備に向かって右側の壁には趙雲、黄忠など蜀の武将が、左側の壁には孔明、龐統などの文官が並び、三国志ファンには必見です。後殿には甘夫人、糜夫人、孫夫人など劉備ファミリーが並んでいます。廟内には桃園の誓いの記念碑もたっています。この前にたつと感動もひとしおです。再び7路バスに乗り107号線道路を涿州駅方面に3キロ戻ると、忠義店です。ここには張飛廟があります。実際に桃園の誓いがあったのは張飛の家の裏だったと言われる桃園なので、ここも必見です。北京から片道たった45分の日帰り三国志旅行、三国志ファンにはぜひ、おすすめです!