北京郊外観光に行くなら、はずせないあの遺跡

中華人民共和国の首都、北京は元、明、清の王朝が都をおいた歴史の町です。市内中心部にも郊外にも歴史的建造物が散らばっています。短い日程で全部見るのは無理というもの。郊外の歴史的建造物で、どうしてもはずせないのは「長城」です。北方異民族から国を守るために長城の建設が始まったのは紀元前3世紀です。秦の始皇帝が当時あった長城を壊し、新たに構築したと言われています。現在見られる長城は主に明朝が造ったものです。中国政府が発表する長城の総距離は発表ごとに増え、現在では全長約2万1200キロと言われています。

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万里の長城と言っても、一か所ではない

この長城には「八達嶺長城」の他にも「慕田峪長城」、「金山嶺長城」、「居庸関長城」「黄花城水長城」などがあります。それぞれ場所が違い、長城の特徴も異なります。「九眼楼長城」など、外国人にも中国人にも知られていないマイナーな長城もあります。いったいどの長城を見に行くか、迷ってしまいます。よく知られているのは八達嶺長城と居庸関長城です。どちらも公共の交通機関だけで簡単に行けます。中でも八達嶺長城は観光地としても整備が最も進んでおり、高速道路を使えば、1時間半ほどで着きます。そのため、季節がいい時期は長城が観光客で埋め尽くされるほど、観光客が訪れます。

北京の中心から慕田峪長城への行き方は簡単!

八達嶺長城のあまりの観光客の多さに、最近では慕田峪長城を訪れる人が増えてきました。特に欧米人旅行者は、こちらを訪れる人が多いと言われています。行き方は東直門バスターミナルより916快路バスに乗り、明珠広場で下車し、そこからタクシーです。3月15日から11月11日のシーズン中は東直門バスターミナルから、慕田峪長城までの直行バスも1日に2本でます。もしくは北京北駅より汽車で懐柔駅まで行き、そこからタクシーです。バスの場合は片道1時間半から45分、汽車の場合は1時間半ほどで慕田峪長城に到着です。

穴場の慕田峪長城の楽しみ方

慕田峪長城は南北朝時代の北斉が築いた長城を、明の太祖、朱元璋の命を受けた臣下の徐達が作り直したと言われています。慕田峪長城は東側が高く、西側が低くなっています。東はいったん上がると降りるのが怖くなるほどの急勾配です。そのかわり、龍のように山を這う長城の姿を一望できます。全長2250メートルなので、東西の両方の長城をゆっくり見るのもいいですね。まだまだ穴場的存在の慕田峪長城をのんびり歩いてみませんか?