とにかく観光客がいっぱいの八達嶺長城

中国の首都、北京に行ったら、何はともあれ一度は見ておきたいのは、今も昔も万里の長城です。これは外国人旅行者だけじゃなくて、地方からやってきた中国人観光客も同じ。だから「八達嶺長城(パーダーリンチャンチョン)」はいつも観光客でうじゃうじゃです。あまりの人の多さと中国人ツアー客のけたたましさに少々うんざり…。長城の中でもここが一番、行きやすいんですもの、仕方ありません。八達嶺長城へは地下鉄2号線の積水潭駅に近い徳勝門箭楼の北側から直通のバスが出ています。本数も多く、この方法が一番簡単です。それ以外にも北京北駅から鉄道で行くこともできます。

中国の世界遺産、一番美しいと言われる万里の長城「金山嶺長城」を見に行く 前編 中国の世界遺産、一番美しいと言われる万里の長城「金山嶺長城」を見に行く 前編

欧米人旅行者に人気の慕田峪長城

八達嶺のあまりの観光客の多さに欧米人旅行者が目をつけたのが「慕田峪長城(ムーディエンユーチャンチョン)」です。南北朝時代に北斉が建設した長城を明の朱元璋から命令を受けた徐達が作り直したと言われています。行き方は地下鉄2号線の東直門からバスが出ています。懐柔市内についてから、慕田峪長城まではタクシーしか交通手段がないのですが、欧米人旅行者には人気です。私も2014年の2月に行きましたが、見事に欧米人観光客ばかり! 確かに静かに観光できるのが魅力です。

「野長城」って、いったいどんなところ?

これを読んでいて、「万里の長城って、一つの場所じゃなかったんだ」と思う人がいると思います。万里の長城はその名の通り「万里」なので何か所もあります。河北省や北京から遠く離れた甘粛省や青海省にもあります。時々、遭難事故のニュースでとりあげられる「野長城」も万里の長城です。野長城とは整備されず、指定の観光地にもなっていない荒れた長城です。何か所もあり、週末になるとトレッキングに訪れる中国人もいますが、冬や晴の天候が変わりやすい時期に行くのはとても危険です。

金山嶺長城が「長城の中の長城」と言われる訳

私は八達嶺は3〜4回、慕田峪も1回行ったので、今回は「金山嶺長城(ジンシャンリンチャンチョン)」に行くことにしました。ここは八達嶺や慕田峪と比べると、マイナーながら、実は長城の姿が一番美しいと言われているところなんですよ。「長城の中の長城」とも呼ばれています。中国のNHKと言える中央電視台のニュースの前に流れる長城の映像は金山嶺です。金山嶺への行き方はマイナーだけあって、遠いわ、面倒くさいわでめげそうです。