行き方がちょっと面倒な金山嶺長城

数ある長城の中でも最も美しいと言われている金山嶺長城は、とにかく北京から遠い! 北京を飛び出して、河北省承徳市漆平県にあります。その距離、北京から約130キロです。とりあえず北京の地下鉄13、15号線の望京西駅に向かいます。近くに河北省行きのバスがでているところあります。漆平行きのバスに乗って、約2時間で「金山嶺服務区」で下車します。ここから金山嶺までは約5キロ。無料のシャトルバスは1日たった4本!これ以外ならタクシーに乗らないといけません。ただ、北京を朝8時発、午後3時現地発のバスなら、時間の制約はありますが、金山嶺の真ん前で行くことがわかりました。よしっ!これだ!

中国の世界遺産、一番美しいと言われる万里の長城「金山嶺長城」を見に行く 後編 中国の世界遺産、一番美しいと言われる万里の長城「金山嶺長城」を見に行く 後編

朝8時発便利な金山嶺長城直通バス

今、朝の7時20分です。朝8時発、午後3時現地発のバスを待っているのは私ひとり。このツアーバスは20名を下回ると、出発しません。7時40分なのに、まだ13人です。50分頃になると、バタバタとお客がやってきました。予定通り8時に出発です。北京の東北、承徳市に続く道はどこまでも山です。10月下旬ともなると、黄色くなり始めた葉もあり、北京より寒そう。約2時間で金山嶺長城に到着です。バスを降りると「うわっ、寒い」。まずは金山嶺の西から攻めてみることにしました。目指すは六眼楼です。6つの窓がある楼閣のことです。金山嶺を歩き始めて、すぐ気づきました。なだらかな山の峰に造られた長城がかなり遠くまで見渡せるのです。

金山嶺長城の東側を攻めてみた!

しかも今日は秋の真っ青な空にも恵まれました。六眼楼の窓から見える長城は、窓が額縁のようで趣きがありました。六眼楼の先の四眼楼まで行くと、一気に長城がボロボロになり、足場が悪くなります。ここで引き返し、今度は金山嶺の東を攻める番です。東のほうが将軍楼、西域楼、小金山楼など楼閣が残っています。西域楼などは廃墟そのものです。西に比べて、東は勾配がきつく、目指す東五眼楼は一番高いところにある楼閣ですが、遠すぎました。たどりつけても午後3時のバスに乗れそうにはありません。とりあえず后川口までにしました。

金山嶺と他の長城が違うところ

金山嶺長城、実際に来てみてわかりました。本当に美しい。だから観光客よりも北京から自分の車を運転してきた写真撮影好きが多い。みなさん、キャノンやニコンのものすごくいい一眼レフを持っています。三脚をセットして、目をつけた場所から動きません。このまま夕暮れを待つようです。午後3時前になっても、続々写真撮影好きの中国人がやってきます。周辺の民宿に宿をとり、夕方から夜までここで写真を撮るのです。金山嶺長城はそれだけの魅力があるところです。私もここで夕暮れの金山嶺長城の写真を撮りたい。そんな気持ちを抑えて、午後3時発のバスに戻りました。北京で万里の長城に行くのなら、いちおしはもちろん金山嶺長城です。