中国の少数民族に惹かれる日本人

中国には漢民族以外に55もの少数民族が住んでいます。少数民族が身近に住んでいない日本では、クイズ番組などで取り上げられることも多いです。そのせいか、北京や上海などの沿岸の都市には全く興味がないのに、「麗江だけには行ってみたいの」なんて言う人もいます。麗江は雲南省北部にある納西族の古い街です。旧市街は世界遺産にもなっていて、麗江は日本人旅行者にも有名なところです。麗江の南にある大理は白族の町です。大理と麗江をはしごするツアーも多く、少数民族好きの日本人には人気のコースです。日本人がこんなに少数民族に興味があるのは、やはりあのカラフルで個性的な民族衣装のせい?

民族衣装好きなら、行ってみよう! 北京の民族服装博物館! 民族衣装好きなら、行ってみよう! 北京の民族服装博物館!

本ものの民族衣装をみたいけれど、遠い!

大きな黒いタコのような帽子をかぶったイ族、何年もかけて手が込んだ刺繍の衣装を作る苗族、細かい三つ編みにトルコ石やサンゴを編み込んだチベット族などなど。どの民族の衣装も見たいけれど、少数民族の多くは中国の西南部の四川省、雲南省、貴州省に住んでいます。遠いのでなかなか行けない日本人もいます。民族衣装の展示がある民族博物館も西南部ではおなじみですが、沿岸部の大都市にはありません。しかし、北京には「民族服装博物館」があります。さすが北京!

「民族服装博物館」は北京のどこにある?

「民族服装博物館」は北京服装学院の中にあります。場所は地下鉄13号線芍薬居駅です。A出口を出れば、目の前に北京服装学院が見えます。服装学院なので、様々な民族衣装も研究しているのです。うれしいことに北京服装学院の生徒でなくても見学オッケーです。開放されている時間は毎週火、木の8時30分から11時30分、午後1時30分から午後4時30分。土曜日の午後1時30分から午後4時半までです。民族服装博物館は図書館の3階にあり、一見、規模が小さそうですが、あなどれないコレクションを持っています。20世紀初頭の雲南省や四川省に住むイ族の写真もあり、当時の少数民族の生活もうかがえます。

見ごたえたっぷり!苗族の民族衣装

圧巻のコレクションは主に貴州省に住んでいる苗族の民族衣装です。苗族は住んでいる地方によって民族衣装が全く違います。雲南省文山州の苗族は、ピンクや緑などカラフルな膝丈のプリーツスカートに脚絆が定番です。貴州省に行けば、しっとりした愛染のロングスカートをはいている地方もあります。そんな苗族の民族衣装を地方別にコレクションしています。民族衣装でも売るために作られたものは、刺繍が粗くいまいちです。そのかわり自分用に作ったものは本当に手が込んだ刺繍が施されています。ここにあるのはそんな衣装ばかりです。民族衣装に興味がある人なら、ぜひ、行ってみてくださいね!