中国では普通でも日本人はすっきりしないこと

2010年6月から修復を理由に閉鎖されていた司馬台長城が、やっと参観できるようになりました! 司馬台長城は、いくつかある万里の長城の中でも、急勾配に建っているので男性的な魅力がある長城です。ここで問題になってくるのが「古北水鎮」です。古北水鎮は、司馬台長城に隣接している古い村、中国風に言うと「古鎮」です。現在、司馬台長城を参観しようとすると、この古北水鎮を通らないとたどり着けません。古北水鎮は、もともとこの地にあった5つの村をもとにして作られた古鎮です。日本人なら、この文章を読むと、疑問がわきます。どうして新しく作った村なのに古鎮と呼ぶの?

昼間に見ると、作り物感がかなり濃厚です 昼間に見ると、作り物感がかなり濃厚です

今、司馬台長城に行くのが面倒な訳

古北水鎮は、43万ヘクタールもある大きな古鎮です。中国では再開発をやりすぎて原型をとどめないほど新しく作り直しても、古鎮と言います。古北水鎮はまさにそんなところです。現時点での規則では、司馬台長城だけを見学したい人は前日までに申し込みます。参観当日も決められた時間にしか入場できません。古北水鎮と司馬台長城の両方を見るのなら、入場時間に制限はありません。この古北水鎮は再開発に途方もない金額がかかったので、入場料が150元(約3000円)もします。インターネットで感想を知らべると、「入場料が高い!」という文句はもちろんのこと、賛否両論です。

古北水鎮は、古鎮それともテーマパーク?

「全部、作り物の偽ものの古鎮」、「司馬台長城の名声を利用しているだけ」、「現代経済の産物」など、否定的な意見が山のようにでてきます。「トイレの数が多くて、清潔なので子供連れには助かる」や「作られた感じがするが、水がある風景はすばらしい」など、肯定的な意見もあります。古北水鎮は、古鎮だと思って見に行くと、腹が立つ人もいます。古鎮テーマパークだと思える人なら、商店街や水路などの人工的な風景も楽しめそうです。また、中国の中高年の中には、本物の古鎮の風景よりも、作られた風景を好む人たちが少なくないのも事実です。本物の古鎮がいいのか、古鎮テーマパークがいいのかは、人によってかなり評価が分かれます。

誰もが認める古北水鎮のいちおしポイント

こんな賛否両論の古北水鎮ですが、多くの人がほめるものがあります。夜景の美しさだけは、文句をつけられないそう。古北水鎮がある密雲県は、北京から120キロも離れた空気がきれいなところです。晴れた日の夜空の星の数は北京とは比べようもありません。そんな夜空の下で眺めるライトアップされた水路は、うっとりするほど、ロマンチックです。水路沿いには、明清代の民宿風ホテルも並んでいます。泊まらないと見られない古北水鎮の夜景ですが、これだけは誰もがほめたくなる景色です。賛否両論の観光地、古北水鎮に行くのなら、夕方に行って泊まってみるのもおすすめですよ!