家族旅行にぴったりな万里の長城だけど・・・

山の尾根の上を遥か彼方まで続いている長城を、ハイキング気分で歩けたら楽しいだろうなあ。長城は、まさに家族旅行にぴったりの観光地です。ただ、ゴールデンウイークや国慶節の連休に紹介されるニュースの映像を見ると、その混雑ぶりに考えてしまいます。万里の長城は、秦の始皇帝の時代に建設が始まったと言われる城壁です。北方の異民族の侵入を防ぐ砦の役目を果たし、現存する長城は、6259.6キロもあると言われています。

パンや果物持参の欧米人家族連れも多い。気温は北京よりかなり低いのでパーカーは必要 パンや果物持参の欧米人家族連れも多い。気温は北京よりかなり低いのでパーカーは必要

欧米人旅行者に人気の万里の長城とは?

中国の連休になると、ニュースで取り上げらえるのは、「八達嶺長城(パーターリンチャンチョン)」です。単に八達嶺と呼ばれることも多く、北京から路線バスや鉄道を使って、簡単に行くことができます。中国国内や海外からのツアーのお客が訪れるのは、八達嶺長城がほとんどです。そのため、連休になると、異常なほど混みあってしまいます。あまりにも混んでいるので、欧米人観光客は、八達嶺長城を避けるようになってきました。今、欧米人観光客に人気があるのが「慕田峪長城(ムーティエンユィチャンチョン)」と「金山嶺長城(ジンシャンリンチャンチョン)」です。

「長城の中の長城」で見かける欧米人旅行者

中でも金山嶺長城は、高低差が大きく、姿が美しいことから「長城の中の長城」と言われています。夕方6時に放送される、中央電視台のニュース番組の最初に登場する長城の映像は、この金山嶺長城のものです。中央電視台とは、中国のNHKのような放送局です。単に空いているから、欧米人観光客が多いという訳ではなく、本当に美しい姿が見られるからです。欧米人観光客と言えば、とにかく幅広い年齢層の人がいます。年輩の人も含め、小さな子供を連れた家族連れの姿も目につきます。

家族連れにおすすめの金山嶺長城のコース

金山嶺長城は、北京を取り囲んでいる河北省の承徳市漆平県にあります。西の龍峪口から東の望京楼まで全長10.5キロもありますが、簡単に歩けるのは、この一部分です。家族連れで歩きやすいのは、東門から入り、東五眼楼をスタート地点に西五眼楼か将軍楼を目指すコースです。小さな子供連れなら将軍楼をゴールにすると、正門に近くて便利です。西五眼楼まで行くと、金山嶺長城の主な楼閣をほとんど見たことになります。帰りは、将軍楼まで戻り、正門に出ます。金山嶺長城は、北京の地下鉄13号線「望京西」駅に近いバスターミナルから出る金山嶺長城のツアーバスに乗れば、行くのは簡単です。よく晴れた日に家族そろって、どこまでも続く長城を見るのは、最高ですよ!