伝統と新しい北京が同居する「南鑼鼓巷」

「一番、楽しかったのは、やっぱり南鑼鼓巷です!」。北京のユースホステルで同室になった日本人の若い女性に「北京で一番、おもしろかったところはどこ?」と聞いてみました。そしたら意外な答えが返ってきました。「南鑼鼓巷(ナンルオグーシャン)」とは、「胡同(フートン)」と呼ばれる路地に伝統家屋の四合院造りの家を改造した店舗が並んでいる通りです。こじゃれたカフェや雑貨屋さんに加え、ヨーグルトアイス、チュロス、たこ焼きなどのお店が並び、週末ともなると身動きがとれないほど観光客で賑わいます。

カップルでも友達同士でも、とにかく半日遊べる798芸術区 カップルでも友達同士でも、とにかく半日遊べる798芸術区

日本人の若者も行きたくなる北京の注目スポット

同室の若い女性は、週末に北京にやってきた日本人のOLさんです。以前、上海に行ったことがあるので、次は北京だとずっと前から決めていたそうです。2泊3日の週末旅行で北京観光をしようとすると、かなり絞りこまなくてはいけません。北京は、見どころが多すぎて、しかも郊外に広がっているので、全部を見るのは無理です。彼女は、世界遺産の故宮博物院や天壇公園などの北京のオーソドックスな名所はパス。南鑼鼓巷、三里屯、798芸術区など、若者に人気のエリアを中心にまわりたいそうです。

798芸術区っていったいどんなところ?

南鑼鼓巷は、故宮に近い北京の中心部にあります。三里屯は、中心部でもやや東部にある外国人の多い繁華街です。一番目立つところにユニクロのビルが建っている北京の新宿のようなところです。798芸術区は、北京中心部と北京首都航空の中間にある芸術村です。国営の古い工場の敷地内に多くのギャラリーがあり、北京現代美術の中心と呼ばれています。真っ赤な巨人が壁をよじのぼる装飾や文革期を思わせるスローガンが書かれた倉庫などもあり、ヘンテコなおもしろさです。こちらも南鑼鼓巷と同じように週末になると若いカップルでいっぱいになる人気スポットです。

新しい北京を満喫したい人におすすめ!

さて、同室の女性のプランはこんな感じです。北京到着日の夕方、南鑼鼓巷に行って、ぶらぶら街歩き。おでんや串焼きなどのおやつをつまみぐいして、これが晩ごはん代わり。バーが並んでいる「后海(ホウハイ)」まで足を伸ばします。翌日は、南鑼鼓巷から人力自転車に乗って、后海周辺の胡同巡り。午後は798芸術区に行って、ギャラリー巡り。夜は三里屯です。食事の後、バーに寄って、北京のナイトライフを楽しみます。最終日は、時間が許すまで、かつての繁華街だった前門や天安門をぶらぶら歩いて、2泊3日北京の旅は終了。故宮も万里の長城にも行かない北京って、もったいない気もします・・・。 でも、新しい北京を楽しむ旅だって、若者にはありです。北京は、チョイス次第でいろんな顔が見られる町。だから、何でもありなのです。