おしゃれなカフェや雑貨屋さんが並ぶ「五道営」とは?

1年ぶりに北京の「五道営(ウーダオイン)」に行ってきました。五道営の通り全体に活気があり、昨年よりずっとパワーアップしています。おしゃれなお店も急に数が増えたんじゃない? 五道営って、こんなおもしろいところだったかしら? 五道営は、北京の中心部にあるラマ教寺院、雍和宮の西側にある胡同(フートン)です。胡同とは、北京や河北省など北部でよく使われる言葉で、路地を意味しています。五道営は、車一台がやっと通れるほどの路地で、そこにはおしゃれな雑貨屋さんやカフェがポツンポツンと点在していました。北京にはもう一つ、五道営に似た胡同あります。そこが「南鑼鼓巷(ナンルオグーシャン)」です。

「DELIA」は、五道営でも唯一のヨーロッパの古着を扱うお店 「DELIA」は、五道営でも唯一のヨーロッパの古着を扱うお店

とにかく観光客でいっぱいの南鑼鼓巷とは?

南鑼鼓巷は、五道営から徒歩15~20分ほど西に行ったところにある胡同で、こちらのほうが五道営よりもずっと有名です。四合院造りの伝統家屋が並ぶ胡同には、中国全土から観光客がやってきます。カフェと雑貨屋さん、チュロスやヨーグルトアイスなどのお店が、ギュ〜ッとつまった南鑼鼓巷のようなところは、他にはありません。昔ながらの北京の下町とおしゃれなお店が混在する新しさが受け、北京五輪以降、南鑼鼓巷を訪れる観光客がますます増えました。と、なると似たような雰囲気のところが北京市内に出現してもおかしくありません。それが五道営でした。五道営のほうが南鑼鼓巷よりも後にできたのです。

南鑼鼓巷にある革命プロパガンダ風装飾の食堂の前で座ったままの観光客 南鑼鼓巷にある革命プロパガンダ風装飾の食堂の前で座ったままの観光客

南鑼鼓巷の二番煎じ? 五道営の成り立ちから現在まで

家賃が高騰しすぎて、個人経営の個性的なお店の一部は、南鑼鼓巷から国子監のほうに引っ越して行きました。国子監は南鑼鼓巷と五道営のちょうど中間にある落ち着いた通りです。五道営は、南鑼鼓巷ほどは家賃が高くないので、カフェや古着屋、雑貨屋などが集まってきました。南鑼鼓巷のような知名度もなく、午後1時すぎに開くお店も多いので、五道営を訪れる観光客は、かなり少な目です。昼間の五道営は、活気がない感じでした。こじゃれた文房具屋やギリシャ料理のレストランなど、おもしろいお店はあっても盛り上がりに欠ける。それが五道営でした。

南鑼鼓巷とは別の道を進む五道営がいい!

2016年5月中旬、1年ぶりに五道営を訪れた私は、びっくりしてしまいました。カフェも雑貨屋さんが急に増え、活気があります。それでいて南鑼鼓巷とは全く異なる雰囲気です。こっちのほうがとんがっていると言おうか、しゃれています。南鑼鼓巷は、家賃が高騰しすぎて資金力があるチェーン店しか残れなくなってしまいました。五道営は、観光客ではなく、北京のおしゃれに敏感な若者にシフトを決めたようです。中国は何かにつけ有名になると、一気に変わってしまうところです。五道営も今が一番、おしゃれな時かもしれません。カフェや雑貨屋巡りが好きな女子なら五道営に行ってみませんか! 今時のおしゃれな北京の若者を知るチャンスですよ!

五道営にできた新しいカフェ。昔ながらの胡同とオープンカフェという組み合わせがおもしろい! 五道営にできた新しいカフェ。昔ながらの胡同とオープンカフェという組み合わせがおもしろい!