意外とラクなのか!?男坂コース

「万里長城・八達嶺」前編からの続きです。前編に書いたように、私はここにある通称「女坂」で、「どこまでも果てしなく続く」というイメージのような長城の姿を見ることができました。再度、チケット売り場の裏側まで引き返し、今度は通称「男坂」と言われる南側を攻めてみます。多くの観光客は、女坂を選んでおり、男坂を登っている観光客の姿は、数名程度です。ロープウエイやスライダーも女坂にあるためか、こちらの男坂ツアーは、観光客の姿が、全くと言っていいほどありません。男坂は女坂と違い、急な坂道があるのかな?と思いましたが、意外なほど緩やかな坂道が続きます。「こっちのほうが、女坂よりラクじゃない?」なんて思いつつ、振り向くと八達嶺のベストビューと言ってもいいような風景が広がっていました。

季節の良い時期は、観光客でいっぱいの八達嶺も12月中旬ともなると観光客はかなり少な目 季節の良い時期は、観光客でいっぱいの八達嶺も12月中旬ともなると観光客はかなり少な目

男坂でのハードな通過ポイント

龍のように山の尾根を走っている長城の姿は、悠久の歴史そのものです。最近は、観光客の多さばかりが取りあげられている八達嶺ですが、この景色を見ると、「意外といいじゃない!」という満足感が沸いてきました。冬の荒涼とした景色に中にポツンと建っている楼閣は、私の想像していた万里の長城のイメージそのものでした。
ひとまず男坂を、このまま行けるところまで、時間が許す限り突き進んでみました。すると南4楼付近で強烈に急な石段が現れました。70度ぐらいはありそうな石段です。まさに難所です。手すりを持ちながら、よじ登るように登っていきます。

私が感じた難所はここだけでした。そのほかの部分は、女坂とあまり差は無いと思いました 私が感じた難所はここだけでした。そのほかの部分は、女坂とあまり差は無いと思いました

緩やかにのびる男坂をどんどん進んでみよう!

急な石段の上にある楼閣まで登れば、その向こうには、きっと満足できる風景が広がっているはずなのですが、私はふいに物足りなさを感じました。
それは、男坂と女坂の違いからくるのかな?と思ったのです。
女坂は起伏や蛇行に富んでいて、足は疲れますが、歩いていて何だかワクワクしていました。それに対して、男坂は歩きやすく、急な階段があった場所以外は緩やかな坂が続き、起伏も女坂ほどではありません。
道のりがハードではないためか、高所にある楼閣の向こうに広がる景色のありがたさが、女坂よりも感じにくいのかな?と、私は思ったのです。もちろん、どちらを使うかは、好みによりますが。
あっという間に、立ち入り禁止地区まで来てしまいました。この先にももう進めません。

この風景の場所まで歩きたいけれど、行き止まりになっており、立ち入り不可 この風景の場所まで歩きたいけれど、行き止まりになっており、立ち入り不可

男坂に行ってみて感じた男坂の魅力とは?

男坂を戻り始めると、女坂の大きな風景を見ることができました。女坂にいる時は、決してみることができない風景です。私は、男坂の道のりよりも、男坂から、女坂の全景をみられることに面白さを感じました。しかも、この雄大な風景を男坂に入ってすぐの場所で、すぐに見ることができます。久しぶりの八達嶺は、想像もしなかったほど、見ごたえがあり、再発見の旅のなりました。大急ぎで歩いたので、午後1時40分頃発の877路直達バスに乗ることができました。渋滞に巻き込まれる前に北京に到着。片道1時間で行って帰って来られるって本当に楽! 八達嶺は、初めて長城を見る人や時間がない人には、ぴったりの場所です。時期によりますが、八達嶺長城も意外とおすすめですよ!