南鑼鼓巷にかわる、おしゃれな通りが出現!

北京の人気スポットと言えば、北京五輪以降、南鑼鼓巷(ナンルオグーシャン)のひとり勝ち状態が続いていましたが、やっと新しいスポットが出てきました! 南鑼鼓巷は、四合院造りの家屋が並ぶ胡同(フートン)と呼ばれる路地に小さなカフェやショップが並んでいる通りです。伝統と新しいものが一緒になったような場所がなかったので、あっという間に北京の人気スポットになっていきました。あれよ、あれよという間に中国全土から観光客が押し寄せ、南鑼鼓巷周辺では大型観光バスが目立つようになりました。そうなると、かつては、おしゃれだった通りも大衆化してしまいます。こんな南鑼鼓巷にかわり、今、北京で一番、おしゃれでおもしろい通りは、楊梅竹斜街ではないでしょうか。

観光バスが停まるようになった南鑼鼓巷に比べて、楊梅竹斜街は、歩いている人がおしゃれ! 観光バスが停まるようになった南鑼鼓巷に比べて、楊梅竹斜街は、歩いている人がおしゃれ!

官僚街の南鑼鼓巷と商業街の楊梅竹斜街

故宮に近い南鑼鼓巷は、清朝時代、官僚が多く住んでいた地区です。楊梅竹斜街は、前門に近い商業区にあるため、はじめから通りの雰囲気が異なります。前門に隣接する大柵欄西街の1本北側にあり、東は、煤市街から始まり、西は延寿街まで届く約500メートルもある通りです。斜めに伸びる通りなので、明代は単に斜街と呼ばれていました。清代になると、「メイ(女へんに某)婆」と言う仲人を生業とする楊姓のおばさんが住んでいたので、通りの名前が楊メイ斜街に変わりました。清代末期の光緒年間になると、メイの字は、同じ発音の梅に代わり、竹が付け加えられ、現在の楊梅竹斜街と呼ばれるようになりました。

おしゃれな通りなのに、夕方になると通りで夕涼みをしながら食事をとる北京ッ子の姿も目につきます おしゃれな通りなのに、夕方になると通りで夕涼みをしながら食事をとる北京ッ子の姿も目につきます

楊梅竹斜街に残っている自由でモダンな雰囲気

楊梅竹斜街を歩くと、西洋とアジアをミックスしたような洋館の建物が目につきます。1軒は、模範書局と呼ばれる書店で、もう1軒は、世界書局旧址です。楊梅竹斜街は、清朝末期から民国時代にかけて世界書局や大衆書局をはじめ、7つもの出版社があった通りです。また、間口の狭いわりには、奥行きのある楼閣のような青雲閣も清朝末期から民国時代にかけての高級商業施設です。買い物、カフェ、賭博など様々な楽しみ方ができた場所で、魯迅も通ったと言われています。民国時代と言えば、様々な文化活動が自由にできた時代です。民国時代の建物が数残る楊梅竹斜街も自由でモダンな雰囲気が漂っています。四合院の民家が並ぶ下町なのに文化的な雰囲気が漂うおもしろい通りです。

現在は、外観しか見学できない青雲閣 現在は、外観しか見学できない青雲閣

とにかく今、楊梅竹斜街に行ってみよう!

今、楊梅竹斜街は、南鑼鼓巷が、有名になる前の一番、とんがっていた頃に似ています。北京で最もテナントの家賃が高い通りの一つと言われる南鑼鼓巷は、朝9時頃から夜遅くまでお店が開いています。それと比べると、楊梅竹斜街はのんびりしています。11時すぎにオープンし、午後8時前にはクローズしてしまうアーティストのお店もあります。夕方になると、楊梅竹斜街は、にわかに活気づきます。カップルの姿が目につきますが、おしゃれな人たちばかり。楊梅竹斜街は、有名になる前の発展途上段階で、これからどんどん変わっていく通りです。今が、一番おもしろい時期と言えます。だから今、楊梅竹斜街に行ってみませんか!

楊梅竹斜街の東口。東口付近は、大柵欄一帯なので食堂やレストランが集まっています 楊梅竹斜街の東口。東口付近は、大柵欄一帯なので食堂やレストランが集まっています