南鑼鼓巷のお店が、すぐなくなってしまう理由

「とってもおいしかったのに、あのお店がないっ!」、こんなことも当たり前。北京の人気観光地の南鑼鼓巷は、行くたびにお店が目まぐるしく変わる通りです。家賃があまりにも高いので、資金力があるお店しか営業を続けられません。南鑼鼓巷は、故宮博物院の北東にある通りです。四合院造りの家屋が並ぶ路地には、おしゃれなお店やカフェが並んでいます。この通りが注目されたのは、2008年の北京五輪前です。南鑼鼓巷に近い中央戯劇学院の欧米人留学生がこの通りに、バーを開いたのをきっかけに、こじゃれたお店が集まるようになりました。北京五輪後は、団体ツアー客が大型観光バスでやってくるほど、集客力がある通りになりました。

南鑼鼓巷は、あまりにもメジャーにもなりすぎて、おのぼりさん定番のスポットになってきています 南鑼鼓巷は、あまりにもメジャーにもなりすぎて、おのぼりさん定番のスポットになってきています

南鑼鼓巷で絶対、食べたい定番グルメとは?

南鑼鼓巷が、こんなにも中国人に受けているのは、思いっきり食べ歩きを楽しめることも理由の一つです。車一台通れば、いっぱいの細い路地には、屋台やレストランがこれでもかと並んでいます。午前中以外は、常に行列ができているのは、「文宇ナイ(女へんに乃)酪(ラオ)」と言う乳プリン屋さんです。ほんのりキンモクセイの香りがするナイ酪は、南鑼鼓巷では、必ず食べなくちゃいけない名物になっています。その他は、どんどん変わっています。2013年は、アラブ風と言われる巨大なシシカバブやたこ焼きが流行っていました。巨大フライドポテトが流行っていた頃もあります。

文宇ナイ酪の紅豆ナイ酪。牛乳プリンは、ふんわり舌の上でとろけそうにやわらかい 文宇ナイ酪の紅豆ナイ酪。牛乳プリンは、ふんわり舌の上でとろけそうにやわらかい

2017年に人気があったのは、中国の伝統料理でした!

さて2017年、何が流行っているかと言うと、南鑼鼓巷をちょっと歩けば、すぐわかります。「吉事果」と呼ばれるチュロスにソフトクリームを添えたものは、あいかわらず人気がありますねえ。お店ができて、5年ぐらいですが、入れ替わりが激しい南鑼鼓巷では、これでも中堅の域です。2017年は、巨大な小龍包子のようなものにストローを突き刺して飲んでいる人が目につきます。これは、「尚香蟹黄湯包」です。蟹肉入りスープは、いかにも上海周辺の江南地方風ですが、北方の人には、江南地方は文化が進んだ土地で美食のイメージがあります。見た目のインパクトも強く、しかも今日はたまたま肌寒い日とあって、誰もがこの尚香蟹黄湯包を食べているような気がしてきました。

洋風ばかりでなく、中国らしいものも人気です 洋風ばかりでなく、中国らしいものも人気です

2017年、一番流行っている熱くて冷たいおやつとは?

とりあえず南鑼鼓巷をぐんぐん歩き歩きます。「新西蘭岩焼乳酪」と呼ばれるニュージーランド風のチーズトースト、「Ei mio」のヨーグルトアイスも定着していました。2017年、目についたのは、日本の縁日でも売っていそうなカステラにソフトクリームを添えたものです。この「鶏蛋仔」と呼ばれる甘いおやつが一番、人気がありそうです。南鑼鼓巷は、観光客が多い週末は遠慮したいところです。ただ、一度にここほど北京のB級グルメを楽しめるところは、他にはありません。短い時間で、北京で人気のB級グルメを楽しみたいなら、南鑼鼓巷がいちおしです。以前、行ったことがある人でも、翌年は、変わっています。B級グルメ好きなら、何回行っても楽しめるところですよ!

「鶏蛋仔」は、香港で人気の甘いおやつ。けっこうなボリュームなのに中国の若い女の子は、ペロリ! 「鶏蛋仔」は、香港で人気の甘いおやつ。けっこうなボリュームなのに中国の若い女の子は、ペロリ!