2017年6月1日より開放停止になった金山嶺長城

2017年5月21日、金山嶺長城文物管理所から緊急発表がありました。「2017年6月1日より臨時で開放を停止します。(再び)開放する日は、未定です。そのため年票(年間パスポート)は2018年12月末日まで延長します」。ショック! 大好きな金山嶺長城にしばらく行けなくなってしまいました。しかも、もう一度開放される日が、決まっていないなんて! 金山嶺長城は、世界遺産の「万里長城」の中でも最も美しいと言われています。北京中心部から東北に約130キロの河北省承徳市漆平県にあります。北京中心部から最も行くのが簡単な「八達嶺」に比べて遠いため、観光客も少なく、思う存分長城を楽しめる絶好のスポットでした。

尾根沿いにいくつもの楼閣が並んで見える金山嶺長城。こんな美しい長城が見られるのはここだけ 尾根沿いにいくつもの楼閣が並んで見える金山嶺長城。こんな美しい長城が見られるのはここだけ

いつ行っても美しい金山嶺長城の魅力

金山嶺長城は、西の竜峪口から東の望京楼までの全長約10.5キロです。開放区は、東五眼楼から桃春口までです。山の尾根沿いに並んでいる楼閣は、感動ものの美しさ。この金山嶺長城が「長城の中の長城」と呼ばれていることがよくわかります。何回行ってもあきない。春は白いアーモンドの花が咲き乱れ、初夏は、生命力を感じる緑が美しく、秋になると真っ青な空に長城がよく映えました。この金山嶺長城が、もしかしたら2018年12月まで閉まっているかもしれないなんて、残念すぎます。それが2017年10月4日より試験営業が始まっていたことがわかりました。再開の正式発表がないことには、一言文句も言いたいですが、とにかく再開してくれてありがとう。2018年3月中旬に早速、行ってきました。

西五眼楼付近。整備がちゃんとされていない西側では、荒涼とした長城を楽しめる 西五眼楼付近。整備がちゃんとされていない西側では、荒涼とした長城を楽しめる

4か月に渡った金山嶺長城の工事とは?

金山嶺長城は、国家4A級の観光地です。2017年6月1日からの開放停止は、国家5A級の観光地を目指してのバージョンアップの工事のためでした。つまりより観光地化されると言うこと。これは金山嶺長城ファンとしては、本当に恐ろしい。再開後、初めての金山嶺長城は、ドキドキでした。変てこな滑り台や意味不明の建物が出来ている姿を想像してしまいました。結果は、「いったいどこを工事したの?」と言うほど、変ってませんでした。もともと金山嶺長城は、非常に急な石段も多く、危険なところが何か所もありました。そこに歩きやすいように木の階段が、数か所取り付けられている程度でした。

木の階段が設置され、確かに歩きやすくはなったが、ビジュアル的には不満あり 木の階段が設置され、確かに歩きやすくはなったが、ビジュアル的には不満あり

金山嶺長城周辺の交通事情に変化あり!

その他は、楼閣の説明を書いたパネルが、増えたこと。どのあたりを歩いているかを示す地図も増えました。修復工事ではなく、パネル設置工事と言ったほうがいいぐらい。地下鉄13号線「望京西」駅からバスで行く場合、金山嶺長城は東門から入り、正門から帰るのが、おすすめルートです。今回、北京に戻る際、高速道路の金山嶺服務区に行く、無料シャトルバスが出る正門駐車場が大きく変わっていました。駐車場スペースにホテルや店舗が建ち、駐車場は、正門から徒歩約20分のところに移動していました。駐車場から高速道路に出るシャトルバスは無料ですが、正門から駐車場に行く時に乗るカートは有料です。金山嶺長城の交通は、せちがらくなりましたが、長城の美しく、雄々しい姿はかつてのままです。工事が終わった金山嶺長城にそろそろ行ってみませんか!

こんな説明パネルが、各楼閣や見どころに設置されました こんな説明パネルが、各楼閣や見どころに設置されました