中国で外国人がシェア自転車に乗る方法

歩けない距離ではないけれど、運よくバスが来れば、バスに乗りたい。でも、バスが全然、来ません。こんな時、バス停周辺に何台も乗り捨てられているシェア自転車が目につきました。外国人の私は、シェア自転車のソフトをスマホにいれてないので、使えません。ここは、中国人にお願いするしかない。「すみません。この自転車に乗りたいんですけど、私の代わりに借りてもらえませんか?」と目をつけた通行人に声をかけてみました。最初の子は、私が指さしたシェア自転車のソフトを入れていないのでアウト。次の子も。3人目で早くも「いいですよ」の返事がもらえました。しかも「困った時は、お互い様ですから」と私が差し出した使用料の1元(約18円)も受けってもらえませんでした。

北京で乗られている「酷騎単車」。シェア自転車は、ママチャリとは違い、カラフルな色合いでかわいいものやおしゃれなものがが多い 北京で乗られている「酷騎単車」。シェア自転車は、ママチャリとは違い、カラフルな色合いでかわいいものやおしゃれなものがが多い

中国で爆発的に流行ったシェア自転車とは?

2018年3月中旬、北京で初めてシェア自転車に乗りましたが、予想以上に便利! 感動ものでした。ちなみにシェア自転車とは、スマホにシェア自転車のソフトをダウンロードすると、自転車の後ろについているQRコードを読み込むだけで、借りられ、どこでも乗り捨てオッケーというものです。自転車のロックがはずれた時からカウントし、返却時にロックをすると、使用料が計算され、スマホに代金の連絡が来ると言う仕組みです。中国では、日本とは比べようもないほどスマホ決済が普及しているので、使用料はもちろんスマホ決済。中国の若者の多くは、どこかしらの会社のシェア自転車を利用しているので、私の代わりに借りてくれる子を見つけるのは、本当に簡単でした。

シェア自転車運営会社にもよるが、「酷騎単車」は、最初の30分の使用料は、たった3角(約5.4円)! シェア自転車運営会社にもよるが、「酷騎単車」は、最初の30分の使用料は、たった3角(約5.4円)!

2018年、シェア自転車が抱えている問題とは?

2017年1月は、日本でも中国のシェア自転車がいかに画期的な発想で利益率が高い事業であるかが注目されました。が、2018年3月になると、中国の国会にあたる全人代(全国人民代表大会)でも、シェア自転車問題がとりあげられました。シェア自転車を返却しない人が続出し、多くのシェア自転車運営会社倒産し、利用者が払ったデポジットの返却ができない状態になっています。また、どこにでも乗り捨てられるので、中国の大都市は、どこも放置自転車だらけ。中国では、流行は火がつくと、一気に燃え上がり、あっと言う間に消えていきます。シェア自転車運営会社もアリババやテンセントなど大手企業をバックに持つ会社だけが生き残り、一時期は何十社も参入していたというのに、ほとんどが倒産してしまいました。

シェア自転車がある都市では、どこも深刻な放置自転車問題が起きている シェア自転車がある都市では、どこも深刻な放置自転車問題が起きている

初めてシェア自転車を乗る時に注意したい点

シェア自転車が社会問題化しているのは、さておき、利用者から見れば、本当に便利。中国の理系の最高峰、清華大学に行ったときも広い構内を散策するために自転車は不可欠。速攻、通りがかった清華大学生に声をかけ、代わりに借りてもらいました。シェア自転車運営会社によって違いますが、使用料は1時間1元(約18円)程度。安いので、借りてくれた中国人のほとんどが代金を受け取ってくれませんでした。初めてシェア自転車に乗って気づいたことは、道路を走る時、とにかく怖い。中国では歩行者や自転車優先ではないので、車が突っ込んできます。絶対、よけてくれません。「軽く擦れるぐらいなら問題ないだろ!」みたいな感じです。自転車専用線がない道路は、できるだけ走らないほうがいいかも。とは言ってもシェア自転車の利便性は捨てがたい。場所を考えて利用すれば、移動の時間を大幅に節約できますよ!