お宿が変れば、日常的に乗る路線バスも変更あり!

2008年の北京五輪前から私の常宿だった北京駅前のユースホステルが閉店してしまいました。そのため、2017年から私の北京のお宿は、大柵欄の西側の地区に変更。大柵欄は、天安門広場の南側に位置する前門に近い繁華街です。定宿が変ると、日常的に使う市内バスの路線も変わります。北京駅前時代には、無縁だった路線に乗るようになりました。特11路なんて、北京駅前時代には、前を通っても無視していた路線です。しかし乗ってみると、すごくいい! この特11路が、2018年5月6日の中国のニュースサイト「今日頭条」で紹介されていました。「本当の北京を感じられるネットで人気の北京十大バス路線」と言う特集記事の、10のバス路線の1つでした。

早朝から夜遅くまで。最終便が終わってから始発までは、1時間に1本程度走っている夜間バスもあり、北京の市内バスは非常に便利 早朝から夜遅くまで。最終便が終わってから始発までは、1時間に1本程度走っている夜間バスもあり、北京の市内バスは非常に便利

北京を南北に走る特11路バス

特11路は、北京中心部を南北に走り、全長は34キロ! 46もの停留場があります。私がよく利用するのは「方家胡同」から「大柵欄」という区間です。停留所の数にして10。方家胡同のバス停のすぐそばに、私の大好きな胡麻パン屋さんがあります。粉ものを主食とする北京では、胡麻入りのパンのことを「焼餅(シャオビン)」と言います。方家胡同のすぐ北側には、「国子監」や「孔廟」があります。国子監とは、中国の最高学府のことで、科挙の様子などが展示されています。国子監と孔廟がある通りは、カフェやおしゃれなお店がポツンポツンとある人気の通りです。私は、国子監に行ったついでに焼餅を買い、宿に帰る時に特11路に乗っていました。

「方家胡同」のバス停に近い、人気の焼餅屋さん(安定門内大街222号) 「方家胡同」のバス停に近い、人気の焼餅屋さん(安定門内大街222号)

特11路の区間にある名所旧跡と観光地

特11路は、私が利用するわずかな区間に王府井、前門、天安門、大柵欄があります。どれも北京を代表する観光地です。また、停留所から徒歩圏にある史跡や観光地は、国子監や孔廟以外にも中国美術館、南鑼鼓巷などがあり、旅行者にはかなり使える路線です。私の場合、大柵欄で降りますが、その先の「天橋」や「天壇南門」まで乗れば、世界遺産の「天壇」にも行けます。でも、「本当の北京を感じられるネットで人気の北京十大バス路線」と言う特集記事によれば、特11路は「美しい夜景が見られる」のがおすすめのポイント。北京を代表する観光地巡りができるから、ではないのです。

方家胡同から徒歩で行ける国子監。周辺は、カフェやショップがある落ち着いた通り 方家胡同から徒歩で行ける国子監。周辺は、カフェやショップがある落ち着いた通り

特11路の本当のおすすめポイント

「特11路のルートは、夜景が美しい」と言う意見には全く、同感! 天安門、前門の前門箭楼、大柵欄にかけて、ライトアップされた歴史建造物を見ながら、北京中心部の夜景を楽しめます。うれしいことに特11路は、二階建てバスです。二階に席をとれば、ナイトツアーに参加しているような気分にもなれますよ。ただ、通勤や通学に使っている北京ッ子も多いので、朝夕のラッシュ時は、かなり混みあいます。早朝5時半から午後10時30分まで走っているので、ラッシュ時を避けて乗るといいでしょう。運賃は、始発から終点まで乗っても7元(約136円)! 中心部だけなら2元(約36円)でオッケー。北京でお得に夜景を楽しむために特11路バスに乗ってみませんか!

ライトアップされた夜の大柵欄。夜に11路に乗る時は、できる限り2階の前のほうに座ろう ライトアップされた夜の大柵欄。夜に11路に乗る時は、できる限り2階の前のほうに座ろう