北京のIC交通カードを使えば、バス代が半額!

バスで目的地に向かう時、たった一駅や二駅で乗り換えるのが、嫌です。しかもその一駅や二駅の距離が短いと、損した気分になります。かつて北京は、中国で一番バス代が安い都市でした。バスと地下鉄共通のIC式交通カードを買えば、バス代は6割引き! 1元(約18円)のバスが、たった0.4元(約7.2円)でした。しかし、2014年12月に割引率が低くなり、半額に変更。その上、バスの値上げもあり、1元で乗れるバスが大幅に減り、2元のバスが中心になりました。今まで0.4元ですんでいたバス代が1元になり、一気に2.5倍も値上がりした感じです。すると、交通カードの減りの速いこと、速いこと。チャージしても、すぐなくなります。たった一駅ぐらいで、バスを乗り換えるのが、ますます嫌になりました。

IC式交通カードを使った際のバス代の割引率は、下がったとは言っても、上海や広州などの大都市と比べると、割引率は高いので、北京は今でも中国で一番バス代が安い IC式交通カードを使った際のバス代の割引率は、下がったとは言っても、上海や広州などの大都市と比べると、割引率は高いので、北京は今でも中国で一番バス代が安い

北京駅東発の20路バス

2016年まで私の北京の常宿は、北京駅前のユースホステルでした。北京駅前から天壇方面に行くとき、直通のバスがほとんどありません。北京駅前と言う地下鉄、バスともに便利な場所にいるのに、本当にないのです。北京駅の西にある崇文門で乗り換えれば、何種類かあります。でも、たった一駅でバスを乗り換えるのがもったいない。崇文門まで歩いていました。ある日、北京駅東から天壇までダイレクトで行ける20路バスを発見! しかも20路バスは、午前5時から午後11時まで本数も多く、非常に便利でした。2018年5月6日、中国のニュースサイト「今日頭条」に「本当の北京を感じられるネットで人気の10の路線バス」と言う特集記事を見つけました。この10の路線バスに、この20路バスが含まれていました。

1959年開業の北京駅。中華人民共和国の建国十周年の記念事業と言われる十大建築のひとつの 1959年開業の北京駅。中華人民共和国の建国十周年の記念事業と言われる十大建築のひとつの

二つの北京駅をつなぐ20路バス

20路バスは、北京駅東から北京南駅までの全長10.3キロ、合計17もの停留所があります。IC式交通カードなしで始発から終点まで乗っても、バス代は2元(約36円)。私がよく乗ったのは「崇文門東」から「大柵欄」か「天橋」の区間です。停留所は合計7つか9つ。20路は、北京駅前の「北京站東」停留所から出発し、前門、大柵欄、天橋、天壇西門を通ります。終点の「北京南駅」は、高速鉄道専用の駅です。河北省天津を含め、北京の南側の都市に行く時、高速鉄道を利用する旅行者は、北京南駅に行く必要があります。私は、北京南駅に行くときは、渋滞の心配がない地下鉄4号線を使っていましたが、天壇方面に行く時など、20路は、本当に使えます。

2008年7月にできた北京南駅。天津へは、10分1本、高速列車がある 2008年7月にできた北京南駅。天津へは、10分1本、高速列車がある

前門から南を観光するなら、20路バスに乗ろう!

20路バスは、北京中心部の天安門広場の南側に接している前門から天壇地区を観光する際、かなり使える路線です。2018年1月には、北京駅東発に限り、「東便門」停留所が増設されました。それまでは北京駅東を出た20路は、まっすぐ西に進んでいました。現在は、まずは東に進み、東便門でぐるっとまわってから西に向かいます。東便門には、明代の城壁が残っており、明代城壁遺址公園になっています。城壁好きの旅行者なら、ぜひ行ってみたいところです。北京駅周辺にお宿をとっている人は、お得で便利な20路バスを積極的に使ってみませんか!

天壇は、明清代の皇帝が五穀豊穣を祈る祭祀を行った場所 天壇は、明清代の皇帝が五穀豊穣を祈る祭祀を行った場所