北京市内の名所旧跡巡りに便利な5路

私が北京滞在中、一番よく乗る路線バスは5路かもしれません。2017年から私は、大柵欄の端のほうのお宿に泊まっています。前門は、北京中心部の天安門広場の南側にある繁華街です。この前門の西側に広がっている繁華街が大柵欄です。私の常宿は、大柵欄の西の端にあります。一番近いバス停は、「虎坊橋路口西(東)」です。ここから故宮博物院、景山公園、鼓楼などの北京中心部の世界遺産や名所旧跡に乗り換えなしのバス1本で行こうとすると、どうしても5路になります。選択肢がないとも言えますが、5路にさえ乗れば、北京を代表する名所旧跡をほぼまわれます。5路って、めちゃくちゃ使える路線なのです。

5路は、中国人の観光客の間では、有名。朝8時頃のバスでもかなり混んでいる 5路は、中国人の観光客の間では、有名。朝8時頃のバスでもかなり混んでいる

北京中心部を南北に走る5路とは?

2018年5月6日、中国のニュースサイト「今日頭条」に「本当の北京が感じられる、ネットで人気の十大路線バス」と言う特集記事が載っていました。この中に5路が入っていました。5路は、北京のど真ん中を南北に走り、全長約17キロ、37もの停留所があります。私がよく利用するのは「牛街路口西」から「鼓楼」までの区間です。停留所の数は、16。この中に北京の主な名所旧跡が含まれています。「牛街」は、北京市内のイスラム教徒の回族が多い居住区です。回民小学校やモスク、イスラム教徒向けのスーパーがあります。スーパーの3階にある美食街が好きで、よくここでごはんを食べます。帰りは、5路に乗って、「虎坊橋路口東」で降りれば、お宿も近い。

牛街にあるモスク。観光にやってきた中国各地の回族が礼拝に訪れる 牛街にあるモスク。観光にやってきた中国各地の回族が礼拝に訪れる

北京旧城を南北に突っ走る5路

5路は、特集記事の中でも「北京旧城のほぼ半分を突き抜ける文化路線」として取り上げられています。明清代の北京は、外城と内城に分かれていました。故宮博物院があるのは、内城。内城の南にあったのが外城です。外城と内城をつないでいたのが、前門の正陽門です。現在、外城と内城の城壁と門は、ほぼ取り払われていますが、地名は残っています。それが東直門や西直門、永定門などです。この外城と内城をあわせた部分が北京旧城です。5路は、北京旧城を南北に走る路線です。5路の路線上に前門、天安門広場、故宮博物院、景山公園、北海公園、十刹海、鼓楼が入っています。これだけ行けば、北京旧城の観光は、8割がた回ったも同然。5路なら、乗ったり降りたりして観光しても、毎回2元(約36円)しかかかりません。

前門(正陽門)。地方からやってきた人は、ここで内城への入場許可が出るのを待った 前門(正陽門)。地方からやってきた人は、ここで内城への入場許可が出るのを待った

常に国内の旅行者でいっぱいの5路

5路は、早朝5時10分から午後10時半まで、ほぼ10分間隔で走っています。本数が多いのはうれしいのですが、さすがは北京。外国人旅行者だけでなく、中国全土から国内の観光客がやってきます。だから5路は、いつ乗っても、常に満員と言ってもいいほど。私がよく使う「虎坊橋路口西」の停留所付近は、まだ、すいています。しかし、「前門」から乗る時に5路がすいていたなんてことは一回もない気がします。外国人旅行者というより国内の旅行者でいっぱい。5路は、それだけ使える路線ってことです。北京旧城内の世界遺産と名所旧跡巡りは、5路におまかせ!

「西板橋」の停留所は、景山公園西門、北海公園東門に近い。地味な地名だが、非常に乗客の乗り降りが多いバス停 「西板橋」の停留所は、景山公園西門、北海公園東門に近い。地味な地名だが、非常に乗客の乗り降りが多いバス停