北京中心部の観光は、南北に動く旅行者が多い

天壇、前門、天安門広場、故宮博物院、景山公園、鼓楼、北京の主な名所旧跡は、南北一直線に並んでいます。私が泊まっている北京のお宿は、北京旧城の南西にあります。ちょうどこのあたりは北京の安宿地帯なのです。お宿から観光にでかける時は、北上するのが常。だから私は北京滞在中は、だいたい南北に行ったり来たりしています。北京旧城と言うのは、城壁に囲まれた明清代の北京のことです。故宮博物院があるのが内城で、内城の南にくっついているのが外城です。内城と外城を合わせて北京旧城と言います。この北京旧城の中心線上に故宮博物院や天安門広場、景山公園などが建てられています。

什刹海の入り口にある荷花市場。1920年代、什刹海の西側の蓮(荷花)池のそばに市場があった。現在は、レストランやカフェが並ぶ通り 什刹海の入り口にある荷花市場。1920年代、什刹海の西側の蓮(荷花)池のそばに市場があった。現在は、レストランやカフェが並ぶ通り

名所旧跡と観光地が東西に並んでいる通り

北京旧城の南西に集まっている安宿に泊まっている人でなくても、前門、天安門広場、故宮博物院を効率よく観光しようとすると、南北に動くことになります。それなら5路の路線バスが、圧倒的に便利です。でも、時には東西に動き回る日もあります。東西に見どころが並んでいる通りと言えば、故宮博物院とつながっている景山公園のすぐ北側にある地安門西大街と地安門東大街。西から北海公園、十刹海、南鑼鼓巷と旅行者に人気の見どころが並んでいます。地安門東西大街は、3路、13路、107路、42路に加え、さらに数種類の路線バスが走っている交通の便が良い通りです。路線バスは、どれも似たような路線を走っているのですが、私がよく使うのは13路です。

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北京旧城内を東西に走る13路とは?

この13路が、2018年5月6日、中国のニュースサイト「今日頭条」の「本当の北京が感じられる、ネットで人気の十大バス路線」と言う特集記事で紹介されていました。十大人気路線と言うよりも「使える」十大路線と言ったほうがいいかもしれません。13路は、北京西部の西成三里河から北東部の小営公交站までの約14キロを走り、停留所は36もあります。私がよく利用するのは、西の「阜成門内」から東の「雍和宮」までの区間です。停留所の数にして15。全停留所の半分にも満たないですが、この区間が13路の花形区間です。

停留所に見える「夜13」は、「13路」とは別のバス。夜11時以降始発のバスが動き出すまでの間、1時間に1本程度ある夜間のバス 停留所に見える「夜13」は、「13路」とは別のバス。夜11時以降始発のバスが動き出すまでの間、1時間に1本程度ある夜間のバス

北京旧城内観光に必須の二つのバス路線

13路の路線上で国内外の旅行者が、突出して多いのは、地安門西大街と地安門東大街です。13路は、地安門西大街にやって来る前に阜成門内大街を通ってきます。ここにはラマ教寺院の白塔寺や明清代の皇帝の先祖を祀った歴代帝王廟があります。地安門東大街を過ぎると、北上し、北京最大のラマ教寺院である雍和宮を通ります。雍和宮で降りれば、ここから徒歩で国子監や孔廟にも行けます。国子監は、清代の最高学府、孔廟は、孔子を祀っている廟です。13路を使えば、北京旧城内で東西に並ぶ名所旧跡と観光地のほとんどに行くことができるのです。路線バスなので、料金は、たった2元(約36円)。南北の名所旧跡巡りには、5路バス! 東西には13路バス! 北京旧城内の観光は、この二つの路線を使えば、効率よく、お得に回れますよ!

国子監。国子監街は、おしゃれなカフェや雑貨屋さんがポツンポツンとある通り 国子監。国子監街は、おしゃれなカフェや雑貨屋さんがポツンポツンとある通り