北京観光は、バスより地下鉄がおすすめ!

「観光するのなら、目的地に着くまでの景色も楽しみたい! 窓から何かおもしろいものを発見する可能性もあるし!」と、思う私は、誰がなんと言おうと市バス派。でも、北京にいると、大渋滞に巻き込まれ、わざわざバスにしたことを後悔することも多々あります。北京の地下鉄は、乗るたびに荷物検査があるのが面倒ですが、やはり渋滞なしは魅力。特に北京中心部をぐるっとまわる環状線になっている2号線は、めちゃくちゃ使えます。2号線は、故宮を中心とした北京旧城の城門に沿って敷かれています。地下鉄の工事が始まったのは、1967年10月1日。環状線状に繋がったのは、1987年12月28日。2号線は、中国で最初の環状線状の地下鉄です。

とにかく広い天安門広場。地下鉄2号線前門駅のすぐ北側が天安門広場 とにかく広い天安門広場。地下鉄2号線前門駅のすぐ北側が天安門広場

北京観光にぴったりな地下鉄2号線とは?

2号線は、明清代の歴代皇帝が暮らした紫禁城を守る城門沿いに敷かれた地下鉄なので、乗っているだけで歴史遺産巡りの足になっています。2号線の駅は、北京駅から時計回りに崇文門、前門、和平門、宣武門、長椿街、阜成門、車公荘、西四、西直門、積水潭、鼓楼大街、安定門、雍和宮、東直門、東四十条、朝陽門、建国門。あわせて18駅。全長約23キロです。歴史遺産が集まっているのは、前門と積水潭から雍和宮にかけての地区。前門は、2号線の中では南部ですが、積水潭から雍和宮は、2号線の中では北部です。2号線の歴史遺産は主に沿線北部に集まっています。

地下鉄1号線天安門東駅。北京の地下鉄の入り口は、どこもこんな感じ 地下鉄1号線天安門東駅。北京の地下鉄の入り口は、どこもこんな感じ

2号線の南部の前門駅で降りてみよう!

2号線の歴史遺産巡りは、まずは南部の前門駅からスタート! 前門には、北京内城の南門にあたる正陽門があります。地下鉄を降りると、すぐ目に飛び込んでくる楼閣が正陽門です。正陽門の北側に広がっているのが天安門広場。天安門広場を取り囲むように人民大会堂、中国国家博物館、毛主席紀念堂があります。これだけ歴史的建造物がそろっているのは、2号線の駅の中でもダントツの多さ。そのかわり国家の顔のような場所だけに、なにか国家行事が始まると、警備が異様に厳しくなり、不便になるのもここ。地下鉄駅周辺に規制がはられ、おもいっきり遠回りさせられることもありますが、天安門周辺観光なら前門駅が一番便利です。

威圧感を感じるほど大きな正陽門。北京内城の玄関でもある正陽門は、北京を代表する記念撮影スポット 威圧感を感じるほど大きな正陽門。北京内城の玄関でもある正陽門は、北京を代表する記念撮影スポット

前門駅にある正陽門の南側を歩いてみよう!

次は、正陽門の南側に広がる前門大街と周辺を散策してみましょう。正陽門は、故宮がある内城への入り口です。清代、地方から北京にやってきた人が入城を許されるのを待つ場所でもあります。そのため前門周辺には、宿、食堂、商店が集まってきました。前門大街の西側に広がる大柵欄は、夜になると盗賊が侵入するのを防ぐために大きな柵が設けられたので、この名がつきました。現在は、土産物屋とレストランが集まる通りになっていますが、「胡同(フートン)」と呼ばれる路地に入ると、北京の下町の風景がそのまま残っています。このあたりは、昔懐かし北京を感じられる散策スポットです。(後編に続く)

大柵欄周辺は、老北京と呼ばれる北京っ子の生活をまじかに見られるところ 大柵欄周辺は、老北京と呼ばれる北京っ子の生活をまじかに見られるところ