7時間も並んだのに発売開始10分で売り切れ!

旧正月の汽車のチケットの発売開始は朝10時。早朝3時すぎから並んで、前から6番目の大学生が欲しいチケットが売り切れでした。「あり得ない!前から10番目の私のチケットもやばいかもしれない」とドキドキでした。10時の売り出し開始とともに、北京駅だけでなく、何百とある市内切符売場も一斉に売り出します。10分弱で売り切れてもありうることなのです。前から6番目の大学生が狙っていたのは北京発西安行の特急列車の硬臥(ハードスリーパー)です。私は北京発上海行き特急列車の硬臥を狙っています。私の順番が回ってきました。ラッキー!私はなんとか硬臥のチケットをゲットできました!

旧正月前の汽車のチケット争奪戦は厳しい〜!どうする?中国の国内移動 旧正月前の汽車のチケット争奪戦は厳しい〜!どうする?中国の国内移動

みんなが狙っている汽車のチケット

中国の旧正月のことを春節と言います。春節前後の中国人の大移動は春運と呼ばれ、民族の大移動の時期です。中国各地で働いている息子や娘たちが両親と一緒にお正月を過ごすために実家に戻ってきます。この春運が始まるのは元旦の2週間前からです。この時期、飛行機は割引なしのノーマルプライスでも買いにくく、特に汽車のチケットは買えないことで知られています。中でもほどよい値段で快適な硬臥は、みんなが狙っている“スーパー買えないチケット”です。前から6番目の大学生がチケットを買えなかった話を中国人の友人に話しても「そりゃ、春運だもん。買えないのは当たり前よ」と驚きません。

春節の中国人の大移動、これでも以前よりかなりマシ!

この春運の大混雑は、日本のニュースでもよくとりあげられます。それでもこの混雑は10数年前よりもかなりマシです。というのも新幹線の本数も増え、飛行機も何か月も前にチケットを買えば、安く買えます。以前のように欲しいチケットが汽車の硬臥や硬座に集中しているわけではありません。かなり分散されたはずです。それに中国人の価値観も変わってきました。お正月に家族が顔を合わせることは大切です。しかしチケットが手に入りにくいこの時期に顔を合わせなくてもいいじゃないかという人が出てきました。それでも、春運のチケットは買えません。13億の中国人の何割かが動けば、交通がどんなに充実しても追い付かないのです。

春節に中国に行く計画を立ててしまった人には

では、この春運の時期にうっかり中国旅行を計画してしまったらどうしたらいいんでしょう?汽車の場合、大晦日のチケットだけはあいている確率が高いです。大晦日のチケットを狙って買う。高い飛行機を無理して買う、もしくは移動型の旅をやめ滞在型の旅に切り替えます。これしかいい方法が思い浮かびません。それでもたま〜に、汽車のキャンセルチケットを買える人もいます。キャンセルチケットにかけてみる?これは相当、危険な賭けです。春運の時期の中国の旅は移動よりも滞在型の旅が一番、経済的で安全です。