四川名物「ふとん麺」を食べました!

2013年の秋、四川省の成都に行ってきました。10年前、西南民族大学に留学し、1年を過ごした懐かしい町です。久しぶりに「ふとん麺」を食べました。四川省の名物麺といえば、日本でもおなじみの担々麺が有名ですが、このふとん麺も名物なのです。中国名は「鋪蓋麺(プーガイミェン)」。プーガイがふとんという意味です。手で平たく丸くのばしただけの麺の形がふとんに似ているのでふとん麺と呼ばれるのでしょう。

下痢が怖いけど、本当においしい激辛四川料理 下痢が怖いけど、本当においしい激辛四川料理

四川人の辛いってどれぐらい?

そのふとん麺専門店でふとん麺を注文したとき、「唐辛子は少なめにしてね」とお願いしました。お店のおばさんは「大丈夫、大丈夫!唐辛子は入れてないから。テーブルにある唐辛子を自分で入れるんだよ」というので安心してました。出てきた麺のスープは真っ赤で分厚い油の層ができていました。こんなにスープが唐辛子で真っ赤でも、地元の人には唐辛子は入ってない範囲なのです。ああ、四川らしい。四川に帰ってきたんだなあと実感しました。

激辛四川料理を食べた翌朝はどうなる?

四川料理の特徴は「麻(マー)」です。花椒というスパイスがきいて唇がじじ〜んとしびれるような辛さを「麻」と言います。そこに豆板醤や唐辛子の辛味と大量の油が加わった重い辛さが四川料理です。四川省は山が多く、盆地の成都は夏は蒸し暑く、冬もからっと晴れる日が少なくどんよりしています。夏冬ともに湿度が高いのです。こんな気候なので発汗作用を促進するために、辛い四川料理が生まれたといわれています。四川料理を食べると、辛さに慣れていない日本人は下痢をします。さらに料理の表面に層ができるほどたっぷり入った油にもおなかが敏感に反応して、翌朝は下痢になってしまいます。中には下痢のせいで肛門が切れて痛いという人もいます。

移動の前日に食べてはいけない料理

四川料理は北京や上海、広州からみれば、中国の地方料理のひとつですが、中国で一番広まっている料理は四川料理だといわれています。出稼ぎの四川人が多いことも理由のひとつですが、どの省の人が食べてもあのしびれるような辛さにはまってしまうのでしょう。しかし、食べると下痢になる中国人も多く、火鍋などを食べた翌朝の下痢は、日本人だけではないのです。移動日の前日は危険なので、水煮牛肉や辣子鶏などといった激辛四川料理は食べないほうがいいのですが、わかっていても食べずにはいられない、それが四川料理なのです。