成都の美食街、錦里に初めて行ってみました!

担々麺、涼粉(激辛のところてんのようなもの)、湯園(白玉だんご)などの四川名物を出す飲食店がギュ〜ッと集まっているのが「錦里(ジンリ)」です。どこを見ても、強烈な赤が美味しそうな名物小吃(軽食)ばかりで、何から食べたらいいのか、迷ってしまいました。2005年の秋、四川省の省都、成都にできたばかりの錦里に初めて行ったとき、「名物が集まっていて、便利だけど、本物じゃない!」と思っていました。四川省は中国の西南部にあり、夏は蒸し暑く、冬は寒いところです。私は2001年頃、成都に1年間住んでいました。それだけに観光客をあてこんだ場所で、観光客向けに作られた名物を食べるよりも、観光客が来ない場所で、地元の人が通うお店の名物を食べたいと思っていました。

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錦里は、いったいどこにある?

初めて錦里に行った頃は、あっという間に錦里が超人気美食街に成長するなんて、思ってもみませんでした。錦里は、成都市内の武候祠の隣にあります。武候祠と言えば、三国志で有名な蜀の軍師、諸葛孔明を祀っているところです。武候祠の前には「三国聖地」と大きく書かれた記念碑があり、ここで記念撮影をする人は後を絶ちません。三国志ファンでなくても、武候祠は、中国はもちろん、海外からの団体ツアーも必ず、参観にやってくるところです。錦里は本当にいいロケーションにあります。

10年もたたないうちに錦里は成都の名所に変貌

では、中に入ってみましょう。中は昔の成都の街並みを再現した造りで、木造の2階建て家屋が並んでます。ほとんどがレストラン、食堂、土産物屋です。「客桟」という民宿もあります。ここに来さえすれば、四川名物は何でも食べられます。観光地プライスなので、値段はやや高めですが、これだけ集まっていると、「ここで何か食べなきゃ!」、「何か買わなきゃ!」という気分になってきます。昔風の街並みの中に、成都では、少なくなってしまった茶館もあります。錦里は散策も食後の後のお茶も楽しめるとあって、成都の若者の人気デートスポットにもなっています。

中国全土に広がる古い街並の美食街

再開発後、昔風の街並みを再現し、そこに飲食店や土産物屋を集めた通りは中国全土にあります。しかし、お店のレベルもいまひとつ、観光客も集まらず、閑古鳥が鳴いているところも少なくありません。その中で錦里は、最も成功しているケースです。特に旧正月の春節に行こうものなら、ものすごい人で中には入れないほどです。春節には「廟会(ミャオホイ)」と呼ばれる縁日が開かれます。この期間だけは、入場料が必要になりますが、1日中、四川の仮面劇や漫才などの公演を行っています。「観光客向け」と敬遠していた私も今では、成都に行くと、錦里に行くようになりました。武候祠に行ったら、錦里にも寄ってみましょう!