日本在住の中国人がもらうと、大喜びする大陸の味

月に2回ほど京都大学の中国人留学生にマンツーマンで中国語を習っています。卒業する前に次の子を紹介してもらう形で、気が付けば10年以上。年に数回、中国に行くので、留学生の先生に小さなお土産を買ってきます。一番喜ばれるのは、何と言っても「泡椒鳳爪(パオジャオフォンジャー)」です。泡椒鳳爪を知ったのは、四川省出身の先生に「急に食べたくなったから買ってきてほしい」と頼まれたのがきっかけです。その後、具体的にこれと言うものを頼まれなかった時は、泡椒鳳爪を買ってくるようにしました。誰にあげても「うわあ、久しぶり。懐かしい!」とめちゃくちゃ喜ばれます。

写真は、赤唐辛子を使っていますが、青唐辛子を使うと「泡椒鳳爪」になります。酢がきいた塩水の中で青唐辛子が黄緑色にかわり、一見、地味ですが、さすが青唐辛子! 辛さはそのままです 写真は、赤唐辛子を使っていますが、青唐辛子を使うと「泡椒鳳爪」になります。酢がきいた塩水の中で青唐辛子が黄緑色にかわり、一見、地味ですが、さすが青唐辛子! 辛さはそのままです

危険な青唐辛子で作る泡椒鳳爪

泡椒鳳爪と聞けば、飲茶好きの人なら「鶏の足」とわかるかもしれません。飲茶レストランで中国人が必ず注文すると言ってもいい「鼓汁蒸鳳爪(チージージョンフォンジャー)」は、鶏の足を豆鼓とオイスターソースで味をつけて蒸したものです。苦手な日本人が多い鶏の足は、中国では、身近な食材です。この鶏の足を青唐辛子と一緒に酢漬けにしたものが、泡椒鳳爪です。乾燥させたものを使うことが多い赤唐辛子ではなく、生の小ぶりの青唐辛子を使っているのがみそ! 唐辛子は、大きなものより小さいほうが辛い気がしますが、小ぶりの青唐辛子をたっぷり使った泡椒鳳爪は、本当の激辛です。

家庭で簡単に作れる泡椒鳳爪

泡椒鳳爪は、中国のどの町のスーパーに行っても買うことができる国民的なおやつですが、もともとは四川料理です。作り方も簡単なので、家でも作れます。1リットルの水に対して80グラムの食塩を入れ、沸騰させます。食塩水が冷めたら、青唐辛子を加え、密封容器に入れ、発酵させます。味がしみこみやすいように半分に切った鶏の足をにんにく、生姜、八角、桂皮などと一緒に煮て、いったん水洗いします。こうして鶏の足のゼラチン質を洗い流します。青唐辛子を漬けていた食塩水に鶏の足を入れ、さらに酢、塩、鶏ガラスープの素を加え、あとは置いておくだけで出来上がり。5時間もすれば、食べられるそうです。

泡椒鳳爪の本場、四川省では、泡椒を手作りする家が多い。四川人のお宅の台所やベランダでかめを見つけたら、だいたい泡椒を作っています 泡椒鳳爪の本場、四川省では、泡椒を手作りする家が多い。四川人のお宅の台所やベランダでかめを見つけたら、だいたい泡椒を作っています

中国のスーパーで泡椒鳳爪を買うなら、ここに行こう!

泡椒鳳爪ですが、本場の四川省や重慶市の路上市場に行くと、量り売りで買うことができます。それ以外の都市のスーパーで量り売りがあるかどうかは謎ですが、確実なのはおやつ売場です。絶対、見つかります。辛い味付けを好まない南部の大都市、広州のスーパーでも売っているぐらいですから。小さな袋入りの泡椒鳳爪は、中国人の鉄道旅行に欠かせない旅のお供です。そのまま食べて良し、カップラーメンに加えても良し。その辛さですが、少々辛いものはオッケーという日本人でも食べると、大汗をかくぐらい辛いです。こぶりの青唐辛子って、危険。日本人に泡椒鳳爪はおすすめできませんが、中国人の友達がいる人なら買ってみませんか! お土産にあげると、本当に喜ばれますよ!