今、チベット自治区に行くのが難しい理由

あこがれのチベット世界! ポタラ宮はもちろん、高地で生きるチベットの人々の姿も草原のヤクも見たい! ただ、今は中国でチベット自治区に行くためには、外国人は必ずツアーで行かなくてはいけません。四川省の成都で現地ツアーに入るという手もありますが、人数がそろわないと割高です。そこでおすすめが四川省北部のカンゼチベット族自治州色達県にあるラルン・ガル・ゴンパです。チベット自治区の中でもラサは、観光地化されていますが、ラルン・ガル・ゴンパは、観光地化されていません。素朴なチベット世界が見られる場所です。しかも成都から直通バスでたった1日で行けるのが魅力です。

マッチ箱のような僧房の間の道を通って、上まで登れますよ! マッチ箱のような僧房の間の道を通って、上まで登れますよ!

ラルン・ガル・ゴンパって、どんなお寺

ラルン・ガルン・ゴンパは、チベット仏教のニンマ派の大寺院です。最も僧侶が多かった2001年には、8000人もの僧がいたと言われています。山の斜面に赤いマッチ箱のような僧房がくっついたゴンパの風景は、言葉にならない迫力があります。こんな絶景が見られる場所なのに特別な許可証は必要なし! 現地ツアーもありますが、個人で自由で行っても良し! ただひとつだけ問題があります。行くことが可能な時期が限定されています。色達県は標高3800メートル以上もある高地です。さらにラルン・ガル・ゴンパは、色達県から20キロ離れた山中にあり、標高4000メートル以上もあります。だから本当に寒いのです。

ラルン・ガル・ゴンパは、半年間限定!

ラルン・ガル・ゴンパの旅行シーズンは、GW頃から10月頃までの半年間です。私は10月に行きましたが、朝晩の気温は、マイナス18度! しかも夜は電気なし、暖房なし‥。色達県の中心部に泊まれば、電気も暖房もありますが、私が泊まったのは、ラルン・ガル・ゴンパの入り口がある三叉路に立つ小さな旅館。国道317号線沿いの宿場町のようなところなので、夜になると電気がなくなります。ここに泊まった理由は、今、ラルン・ガル・ゴンパに行く人が急増しています。そのため、週末になると色達県の中心部の旅館やホテルが満杯なのです。

ラルン・ガル・ゴンパに行くなら、いつがいい?

ラルン・ガル・ゴンパのベストシーズンは、7,8月の短い夏です。朝晩はかなり冷えますが、10月よりはずっとましです。色達県の中心部にある、1日中電気が使えるお宿に泊まれなくてもなんとかなります。さて、行き方は、成都の茶店子バスターミナルから色達行きのバスに乗れば、約14時間で到着です。急に標高3800メートルまで上がると、高山病が心配です。そんな人は標高2600メートルのマルカムで1泊するのがいいですよ。ここからも毎日、色達行きのバスがでています。今年の夏休みは、簡単に行けて、本格的チベット世界を体験できるラルン・ガル・ゴンパに行ってみませんか!