日本のワイドショーは大げさすぎると中国で怒ってしまった理由

10月の北京旅行で、どうしても見たいものがありました。今、中国でめちゃくちゃ流行っているものとして、日本のワイドショーで盛んにとりあげられていたヘアーアクセサリーです。実物を見ようと、期待して行ったのに、そのアクセサリーをつけた人が全くいないじゃないか〜! シーズンオフに近く、一番混んでいる時期は過ぎたと言っても、故宮博物院に行くと、中国全土から集まった観光客でいっぱいです。ここで、わずかに数人、見かけたぐらいです。「日本のワイドショーは大げさすぎる!」と怒りが爆発しそう。しかし北京ではなく四川省の成都に行けば、このアクセサリーをつけた人がいっぱいいるかもしれません。

集団でこのピン止めをしていると、怖いかもしれない・・・ 集団でこのピン止めをしていると、怖いかもしれない・・・

四川省成都発の不思議なアクセサリー

このアクセサリーは「豆花芽発卡(トゥホアヤーファーカー)」と言います。「豆花芽」は豆腐の芽と言う意味なので、大豆もやしの芽と言ったところでしょうか。「発卡」はヘアピンやカチューシャのことです。豆花芽発卡は、緑の葉っぱが2枚ぴろんとある芽の形をしたピン止めです。これを頭の真上付近に止めます。「頭から芽がでた感じがかわいい」と受けています。このピン止めの発祥の地は、内陸部の四川省の成都です。成都では爆発的に流行り、老若男女みんなが頭につけているそうです。

成都発のアクセサリーの起源とは?

中国のサイトを見ていると、この「豆花芽発卡」は、外の省にも飛び火し、中国全土で流行っているそうなのです。北京では、ほとんど見ませんでしたが。頭の上に、小さな葉っぱを2枚つけた姿を、みんなかわいいと言います。いくつか説がありますが、このピン止めは中国の大人気アニメが起源です。「喜羊羊与灰大狼」は、羊と狼が主人公の中国の国産アニメです。これに登場する「漫羊羊村長(のんびり羊村の村長)」が頭につけている葉っぱの飾りが起源だという説が有力です。

バラエティに富む成都発のアクセサリー

今、北京や上海など、大都市の中国人の若者の中には、おしゃれであか抜けた子がいっぱいいます。本当にこのピン止めをかわいいと思っているのか、気になるところです。最近では、豚ばら肉の煮込み、小さな花束、りんごなど、バラエティに富んだピン止めも出現しました。できれば、豚ばら肉の煮込みのピンをつけた人に会いたかったのに、一人も出会えませんでした。日本のワイドショーが言うほどには、流行っていないのか、あっという間に流行遅れになったのかは謎です。中国に行ったら、芽の形をしたピンをつけた人を探してみて下さいね!