なぜか日本人に人気がない四川省西昌

中国人にも外国人にも人気がある中国の観光地って、中国の端っこに集まっています。例えば、西南部にあるチベット、四川省、雲南省。なかでも四川省は九寨溝などの神秘的な自然、三国志などの名所旧跡、北部にはチベット族が住んでいるのでチベット文化も楽しめます。とにかく見どころがよりどりみどりです。そんな四川省で「西昌に行く」と言うと、行ったことがある人は「どうして西昌に行くの?つまらないよ」と言うのです。西昌は四川省の最も西南部にあり、中国ではかなり有名なところです。観光地としてよりも、衛星発射基地があることで知られています。

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民族衣装姿のイ族に出会える西昌古城

西昌は涼山イ族自治州の州都です。イ族は少数民族の中でも、黒い大きな凧のような帽子やカラフルなギャザースカートなど、見ごたえのある民族衣装を着た人たちです。西昌はかなり大きな都市ですが、古い街並みが残る老街があり、そこは西昌古城と呼ばれています。黒い小さな屋根瓦の木造の平屋が並ぶ西昌古城はイ族が多く住む地区と隣接しています。なかでも古城内の大通門城楼の周辺には、イ族の民族グッズ屋さんが集まっています。ここに行くとカラフルな民族衣装を着たイ族の女性たちに出会えます。これだけで西昌観光はかなり満足できるのですが、もう1か所おすすめスポットがあります。

地味だけど昔ながらの風景に感動! 礼州古鎮

おすすめは市内バスでたった30分で行ける礼州古鎮です。西昌の小廟郷政府バス停より118路バスに乗って、終点で降りたら、そこが礼州古鎮です。大通り沿いは何もないので市場がある方向に入って行きます。中国では有名な古鎮は商業化しすぎて、がっかりすることもしばしばです。マイナー古鎮は規模は大きくありませんが、昔ながらのまま残っていることが多々あります。礼州古鎮もマイナーなので、古いまま残っています。時を告げた鐘楼は文革期に壊されてしまいましたが、周恩来が訪れた西禅寺、文昌宮、老城門はそのまま残っています。

礼州古鎮は、ちょっと昔の街並みがいい感じ

礼州古鎮は、風情たっぷりですが、商業化とは無縁なので、説明を書いた看板などは皆無です。老城門も古い木造商店街に紛れ込んでいます。礼州古鎮は20、30年前の中国が目の前に現れたような感じがするところです。古鎮の中心部にある大きな農貿市場に行ってみましょう。ねっとりした気候の地域だけで見られる白いカビに覆われた豆腐も売っています。周辺の村からやってきた、民族衣装でばっちりきめたイ族のおばあさんにも出会えますよ。民族衣装姿のおばあさんのしぶさは格別です。西昌に行くなら、西昌古城と礼州古鎮の両方に行ってみましょう!