喇栄五明佛学院の赤い絶景!

さすが標高3700メートル! 真っ青な空をバッグに赤いマッチ箱のような部屋がビシ〜ッと山にくっついた景色が目の前に広がっています。赤い絶景に「すごいところに来てしまった」という不安と感動が入り混じった気分になります。ここは四川省北部のカンゼチベット族自治州色達(セルタ)にある喇栄五明佛学院です。チベット名はラルン・ガル・ゴンパです。四川省北部を含め、チベット自治区では「色達に行く」と言えば、「喇栄五明佛学院に行く」ことと同じ意味です。それぐらい喇栄五明佛学院の影響力があるとも言えますが、色達には他には何もないんです。2010年以降、少しはにぎやかになったと言われていますが、色達は荒涼とした小さな町です。

赤い絶景! 標高3700メートルに建つ喇栄五明佛学院を見に行く!(前編) 赤い絶景! 標高3700メートルに建つ喇栄五明佛学院を見に行く!(前編)

チベット人でいっぱいの喇栄五明佛学院

色達の町から喇栄五明佛学院は約20キロほど離れています。一番奥まったところに色達の町があり、その手前の成都やマルカム寄りのところに喇栄五明佛学院があります。と言っても、喇栄五明佛学院は街道沿いより2キロ谷に入ったところです。この付近に来ると、五体投地するチベット人の姿もあり、ジープも走っているので、いよいよ喇栄五明佛学院が近づいたきた感がしてきます。最近は漢民族の観光客が増えましたが、この付近を歩いているのは、まだまだ右肩を出した民族衣装のチベット人かれんが色の衣を来たお坊さんばかりです。

赤い絶景のその訳とは?

現在、喇栄五明佛学院では5600人以上の僧侶や尼が暮らしていますが、2001年頃には8000人以上いたとも言われています。それだけの人が暮らす僧房が山に張り付いているのですから、山肌が見えないのも当然です。小さな赤い色の僧房で埋め尽くされた山を見ながら、坂道を登っていきます。左手に大きな金色の屋根の本堂が見えたら、通りから外れて本堂に向かっていきましょう。本堂の裏にはマッチ箱のような小さな僧房が並んでいます。僧房の間を縫う、くねくねした細い道を登っていくと山上のマニ堂に着きます。ゆっくり登っても、標高3700メートルだけあって、息が切れます。

喇栄五明佛学院の本堂からマニ堂へ

僧房の間には小さな売店もあります。身を乗り出して中を見ているお坊さんや尼さんの姿もあります。かわいい後ろ姿を思わずパチリ! 休憩をしつつ、頂上のマニ堂に到着しました。金色の屋根の下にはマニ車が並び、マニ車をまわすチベット人がとぎれることなく、ぐるぐる回っています。その前には五体投地をするための板も並び、五体投地をしているチベット人の姿もあります。「今、本当に神聖なところに自分がいる」感動でいっぱいです! 3700メートルの山の上から見下ろす喇栄五明佛学院の絶景にも言葉が出ません。遠かったけど、ここまで来てよかった!(後編につづく)