四川省なのにどことなくヨーロッパ風が魅力の町

丹巴のチベット族の家は、中国なのにヨーロッパの家みたい。ヨーロッパ通の人なら「どこがヨーロッパやねん?」と一言文句も言いたくなるでしょうが、私にはチベット族の家が中世ヨーロッパの古城に見えます。丹巴は中国の西南部四川省のカンゼチベット族自治州の町です。四川省北部にはチベット族が多く住んでいますが、丹巴のチベット族の家はどことなくヨーロッパの古城風。古城と言ってもドイツのノイシュバンシュタインのような精巧でおとぎ話に出てきそうな雰囲気とは違います。もっと古い時代に作られた素朴で重厚な感じがあり、どこかコロンとかわいいお城です。

ヨーロッパのお城風? 四川省丹巴のチベット族のかわいい家を見に行こう! ヨーロッパのお城風? 四川省丹巴のチベット族のかわいい家を見に行こう!

風景よりも丹巴で有名なものは?

丹巴には、省都成都の茶店子バスターミナルから1日2〜3本ある丹巴行きバスで行くのが簡単です。片道約10時間で丹巴に到着です。中国では丹巴と聞けば「チベット美人」を思い浮かべる人がいるほど、美人が多いところです。また、丹巴は2005年に雑誌「中国国家地理」で中国で最も美しい集落にも選ばれました。この集落は丹巴中心部ではなく5〜30キロ離れたところに固まっています。中路、甲居、巴底、梭坡などです。中でも甲居(ジャージー)は中世ヨーロッパのような雰囲気が強い集落です。

甲居の民家を見に行こう!

甲居は丹巴を流れる大金川西岸にあります。200軒ほど石造りの家が集まる大きな集落です。3、4階建ての石積みの家はどれも立派で、家というよりもお城です。大きな石の間に小さな石を詰め込んだ壁の上部は赤、黒、黄の三色に色付けされています。平たい屋根は四隅が尖っている王冠にも見えます。四隅にはチベット語でお経を書いた布が旗のように立てられています。この屋根の上が、トウモロコシを干した後に身と芯を外す作業場になっています。作業場のカラフルな装飾の窓枠には、唐辛子の束がぶら下がっています。この赤い唐辛子がなければ、ここが四川だということを忘れてしまいそうです。

甲居に泊まってみたい人におすすめ!

小さなお城が集まる甲居には、泊まることもできるんですよ。もちろんチベット族の伝統家屋です。仏教にまつわる模様が描かれたテーブルやベッドがあるチベット風のかわいい部屋です。甲居には「客桟(クージャン)」と呼ばれる民宿が何軒もあります。おすすめは「登巴客桟青年旅舎甲居民居接待」です。朝ごはん付きでドミトリーなら1ベッド60元(約1200円)。甲居の民宿は、夏から秋は旅好きの若者でにぎわうので予約は早めに! 暖房のない冬の甲居の民宿はおすすめしませんが、過ごしやすい夏に行ってみませんか!