四川省北部で見た塔がある絶景に感動!

雲ひとつない真っ青な空にそびえる石積みの塔。「絶景って、こういう景色を言うんだよね〜。こんな景色が見たかった〜!」と興奮です。冬の青空をバッグに建つこの塔は一説によると、元代に作られはじめ、当時は見張り台として使われていたそうです。現在では単なる観光用ですが、この石積みの塔を見に行くツアーもあるほどです。この塔は中国西南部の四川省北部のアバチベット族チャン族自治州にあります。この石積みの塔を見に行くなら一番有名なのは桃坪です。桃坪は成都の北側、長距離バスで2時間ほどのところにあります。ただ、ここはおすすめできません。

これぞ絶景! 四川省にチベット族の石積みの塔を見に行く! これぞ絶景! 四川省にチベット族の石積みの塔を見に行く!

石積みの塔で名高い桃坪の現在

桃坪はチベット族の先祖とも言われる羌族の村です。汶川から北にわずか17キロの道路沿いの大きな村なので、簡単に行けます。村の前をバスで通るとわかりますが、「あれっ!なんだか新しい」と思うはず。だってここは最近、出来たばかりなんですから。桃坪は2008年の四川大地震で石積みの塔が倒壊してしまいました。今見られる塔はその後、広東省の建設会社が新しく作ったものです。そこに羌族の商魂たくましさも加わり、すっかりテーマパーク化してしまいました。ああ、残念。桃坪より行くのに時間はかかりますが、石積みの塔を見られるおすすめの場所があります。

無名だけど見ごたえたっぷりの松崗

成都の茶店子バスターミナルから長距離バスに乗って、汶川を通り、桃坪の真ん前も通ります。約5時間で馬爾康(マルカム)に到着です。目指す石積みの塔はここからさらに西に約15キロの松崗にあります。見ごたえのある石積みの塔が何棟もあるわりには無名です。桃坪のように塔を見に行くツアーなどももちろんありません。塔を見学していても、観光客はいないので、のんびり見られますよ。317号の幹線道路沿いにふたつのチベット族の村があるのが、松崗です。両方の村に石積みの塔があります。

マイナーだからこそ楽しめる松崗の絶景

松崗の北側の丘には石積みの塔が向かいあって立っています。高さ約30メートルの塔の周辺には何もありません。ひたすら真っ青な空。鳥が塔の周りを飛び回る姿はまるで絵のようです。はしごがあるので、塔の入り口までは登れますが、そこから先は登れません。この松崗の塔は清朝の乾隆年間(1711〜1799)に建てられたと言われています。四川大地震の震源地から離れていたので、倒壊を免れました。今も昔と変わらない姿を見ることができます。観光客もほとんどいない松崗で絶景にひたってみましょう。