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観光地化が進む秘境のラマ教寺院、四川省北部のラルン・ガル・ゴンパ


掲載日:2016/08/11 テーマ:秘境 行き先: 中国 / 成都(チェントゥ)

タグ: 寺院 素晴らしい 秘境


四川省のラマ教寺院、ラルン・ガル・ゴンパ

標高約4000メートル! 成都から片道約14時間で行けるが、高山病になる人が続出! 標高約4000メートル! 成都から片道約14時間で行けるが、高山病になる人が続出!

こんなに簡単にラルン・ガル・ゴンパに行くことができる時代が来るなんて、嘘みたい! 私が初めてラルン・ガル・ゴンパを訪れた2004年は、外国人が行くには難しい時代でした。ラルン・ガル・ゴンパは、中国の西南部、四川省北部にあるラマ教の大寺院です。マッチ箱のような赤い僧房が山の斜面を覆い隠すように並んでいる風景は、迫力満点です。ラルン・ガル・ゴンパの僧の数が最も多かった2001年は、その数は8000人を越えていました。ラマ教を信仰するチベット族と中国政府は、複雑な関係にあります。ラルン・ガル・ゴンパは、2001年に中国政府当局によって破壊され、外国人旅行者が訪れることも難しくなりました。

誰もが簡単に行くことができるラルン・ガル・ゴンパ

2004年の秋、外国人が行けないことを知らなかった私は、たまたま運よく、ラルン・ガル・ゴンパに入ることができました。今、このラルン・ガル・ゴンパに行くのが、ものすごく流行っています。四川省の省都、成都のゲストハウスに泊まっていると「五明佛学院(ウーミンフォ=シュエユェン)に行く」と言う旅行者が大勢います。「五明佛学院」とは「喇栄五明佛学院」の略で、ラルン・ガル・ゴンパの中国名です。成都の茶店子バスターミナルからカンゼチベット族自治州色達行きのバスがでています。ラルン・ガル・ゴンパは色達から約20キロの山中にあります。

ラルン・ガル・ゴンパに行く旅行者の目的

五明佛学院を目指す中国人旅行者の誰もが、「鳥葬を見に行くんだ」と言います。ラルン・ガル・ゴンパでは、簡単に鳥葬を見ることができ、写真や動画も自由に撮ることができます。「鳥葬って、流行り物を見に行くような軽い感じで見に行ってもいいの?」と、思ってしまいます。かつてはラルン・ガル・ゴンパが巨大になりすぎると、中国政府当局に僧房を壊されました。しばらくすると、また、僧や信者は戻ってきます。この繰り返しでした。中国政府当局は、どうやら方向転換したようです。

10年ぶりのラルン・ガル・ゴンパ

現在、ラルン・ガル・ゴンパは、中国政府が認定する国家4A級の観光地だと言われています。中国政府当局は、厳しく取り締まるよりも観光地化することにしたのです。今は、ラルン・ガル・ゴンパに到着する前、乗ってきたバスの運転手に帰りのチケットの予約を入れる乗客が増えました。そうしないと、成都に戻るチケットが手に入りません。それぐらい観光客が増えたのです。私も10年ぶりに行ってみました。幹線道路沿いから約2キロ離れたゴンパへの道路が整備され、交通の便も良くなっていました。赤い僧房が山の斜面を覆い尽くすゴンパの迫力は、かつてのままでした。このまま観光地化が進んでいっていいものかは、悩ましいところです。ただ、ラルン・ガル・ゴンパは、行ける時に行っておくのが正解です。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/08/11)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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