街子古鎮から、ちょっと欲張って元通古鎮に行ってみよう!

成都から西に約80キロのところにある崇州市の街子古鎮に行った後は、また、同じ道を通って成都に戻るなんてつまらない。帰りは、元通古鎮に寄り道してみませんか? 成都の茶店子バスターミナルを出発した街子古鎮行きのバスは街子公交站に到着します。約200メートル離れた同じ通り沿いに街子汽車站があり、ここから元通古鎮行きのミニバスが約30分に1本出ています。畑に面した通りを南に約20分で元通古鎮に到着! 街子古鎮よりずっと規模が小さく、古鎮の入り口にも普通のアパートが並んでいるので見落としそうなほどです。

街子古鎮よりも古い歴史がある元通古鎮

元通古鎮の歴史は街子古鎮よりも古く後漢(25〜220)時代に始まると言われています。崇州市は、岷江の流域にあり、元通古鎮は、岷江の支流が交わるところに位置する古鎮で1600年以上の歴史があります。川沿いには埠頭があり、水上交通の要の町として栄えてきました。清代末期から民国時代にかけては「小成都」と呼ばれるほどでしたが、水上交通が衰えるとともに元通古鎮も寂れていったようです。近所にある街子古鎮が有名で規模が大きいのに対し、元通古鎮は、こじんまりした静かなところです。それでも、国家4A級旅游区なんですよ。だから見どころはしっかりあるのです。

四川の古鎮は、川沿いに建ち、交通の要所として栄えてきたところが多い。元通古鎮もそのひとつ 四川の古鎮は、川沿いに建ち、交通の要所として栄えてきたところが多い。元通古鎮もそのひとつ

元通古鎮でぜひ、見ておきたい建造物

小さな元通古鎮は、牌楼と呼ばれる村の門のようなところを通ると、いきなり広場に出ます。広場には「惜字宮」と呼ばれる多層の塔があります。反り返った屋根など様式は、街子古鎮の宇庫塔と同じ様式です。こちらの元通古鎮で、おもしろいのは天主堂です。清朝の光緒年間に建てられたキリスト教の教会は、この地にやってきたフランス人神父と元通古鎮の信徒である劉氏、楊氏、曽氏が建てたものだと言われています。中国のお寺でもなく、西洋の教会とも全く異なり、天主堂の文字と十字架がなければ、何かわからないところがエキゾチックな感じです。

メインストリートに面した天主堂 メインストリートに面した天主堂

元通古鎮と街子古鎮は、両方見るから互いの良さがわかる?

広場から左右に広がる木造家屋の通りは商店街になっています。橋に近い商店街のほうには、商業化されていないので手つかずの古い町並みが残っています。そこに民国時代に広東省からやってきた商人が建てた広東会館があります。やや橋から離れた商店街のほうには元通古鎮の地主である黄氏の祖廟が残っています。見どころはそこそこあるのですが、観光客も少なく、お土産や名物のおやつを売るお店は、街子古鎮よりもかなり少な目です。元通古鎮だけを見るのなら、物足りないかもしれません。商業化が進んだ街子古鎮の後で元通古鎮にやって来ると、ひなびた古鎮の風情にホッとできること間違いなし。元通古鎮は成都への帰り道の途中にあります。ちょっと寄り道して、行きとは違う道で成都に帰るのはどうですか?

観光客も少なく、落ち着いた元通古鎮のメインストリート。成都に帰る時は、元通古鎮から崇州バスターミナルに出ます。30分に1本成都行きのバスが出ています 観光客も少なく、落ち着いた元通古鎮のメインストリート。成都に帰る時は、元通古鎮から崇州バスターミナルに出ます。30分に1本成都行きのバスが出ています