四川省の成都で今、人気が高い観光地とは?

しばらく行かないと、以前はなかった観光地ができている。以前は全く注目されていなかったスポットが、いつのまにか人気スポットになっている。中国では、こんなことがよくあります。中国の西南部に位置する四川省の成都にある「寛窄巷子(クァンジャイシャンズ)」がまさにそうです。私が10数年前、成都に留学していた頃は、寛窄巷子なんて場所のことは聞いたことがありませんでした。それが今や超人気観光スポットになり、週末ともなると身動きがとれないほど人、人、人だそうです。2016年の秋、久しぶりに訪れた成都で、寛窄巷子に行ってみました。

寛窄巷子と並ぶ成都の人気観光地

成都には、寛窄巷子と並んで、人気が高い観光スポットがあります。武候祠のお隣にある「錦里(ジンリー)」です。武候祠は、三国志で有名な政治家の諸葛孔明を祀っているところです。ここも私が留学していた頃は、なかったところです。錦里は、三国時代からその名が知られた商業地だったそうです。2004年に古そうに見える町並を作って、錦里と名付けました。中に入ると、名物料理の屋台や食堂、土産物屋、ホテルなどが並んでいます。縁日のような雰囲気と成都ツアーに必ず含まれている武候祠の隣という場所の良さで、錦里はあっという間に成都の人気観光スポットになりました。2008年に整備が完成した寛窄巷子も錦里の雰囲気にそっくりです。

錦里の門の中は、いつも観光客でいっぱいと言ってもいいほど 錦里の門の中は、いつも観光客でいっぱいと言ってもいいほど

錦里より寛窄巷子のほうが、どことなくおしゃれな理由

寛窄巷子は、武候祠よりも成都の中心部に近い場所にあります。清の康熙帝の時代(1718年)、兵士の駐屯地として作られた「巷子(シャンズ)」を再開発したところです。「巷子」とは、路地のことで寛窄巷子は、寛巷子、窄巷子、井巷子の3つの巷子から成り立っています。古い町並み風の通りを作り、そこにスターバックスをはじめ、カフェやお土産物屋さんが軒を連ねています。錦里はお土産物や軽食など、小さな屋台やお店が多く、ごちゃごちゃ感がありますが、寛窄巷子は、もう少し大きな店舗のカフェやお土産物屋さんが多く、こちらのほうがおしゃれな雰囲気です。

寛窄巷子の中にあるスターバックスコーヒー! 玄関からして中国風! 寛窄巷子の中にあるスターバックスコーヒー! 玄関からして中国風!

寛窄巷子の正しい楽しみ方とは?

もともと寛窄巷子には、伝統家屋の四合院造りの家があったようですが、現在は、古く見せかけているけれど、新しい立て直した建物ばかりで、本当の古い町並みはなかなか見つかりません。古い町並み巡りというよりも純粋に買い物とカフェを楽しむのがおすすめです。灰色の煉瓦で作った家屋の町並に溶け込むようなレトロな外観のスターバックスもありますよ。寛窄巷子も錦里も観光客が多すぎて、正直言って、騒々しいです。ひなびた古鎮好きの人にはあわないかもしれませんが、新しい成都の顔のひとつです。成都に行ったら、一度、行ってみませんか!

軍の駐屯地だったせいか馬の像も飾られている。馬と写真を撮る人が多く、ここは常に順番待ち 軍の駐屯地だったせいか馬の像も飾られている。馬と写真を撮る人が多く、ここは常に順番待ち