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海外旅行中国編2019/古鎮好きにおすすめ! 四川省巴中の恩暘古鎮に行ってみよう!


掲載日:2019/07/06 テーマ:観光地・名所 行き先: 中国 / 成都(チェントゥ)

タグ: 一度は行きたい 街歩き 建築 史跡 歴史


「小上海」と呼ばれたこともある恩暘古鎮

埠頭に続く通りは、古鎮のメインストリート。典型的な四川の伝統家屋が集まっている 埠頭に続く通りは、古鎮のメインストリート。典型的な四川の伝統家屋が集まっている

がたがたの石段を降りた瞬間、そこに広がっている昔懐かしい風景に思わず、感動。古い木造家屋の商店街には、蒸しパンなどの粉もの、プラスチックの日用品、服を並べた商店が並んでいました。90年代の中国を知らない旅行者が訪れても、2、30年前にタイムスリップした世界にまぎれこんだような錯覚が起きそうです。ここは、四川省の東北部に位置する恩暘古鎮です。大きく蛇行する恩暘河沿いにある古鎮で、古くから水運業で栄えてきました。かつては「小上海」と呼ばれるほど発展したところですが、私が目にしているのは、「小上海」のように華やかなさは無く、ひなびた古鎮そのままの姿です。

恩暘古鎮が、あまり観光地化されていない理由

恩暘一小(恩暘第一小学校)に近い橋の上から見た恩暘古鎮 恩暘一小(恩暘第一小学校)に近い橋の上から見た恩暘古鎮

巴中市の中心部から32路バスに乗って、約40分。目的地の「恩暘一小」に近い橋を渡ると、橋の上から黒い屋根瓦が密集した集落が目に入ってきました。思った通り、ここが恩暘古鎮でした。小さな古鎮だと通りが1本だけだったりしますが、恩暘古鎮は、橋の上から見る限りかなり大きな古鎮です。成都からバスで1、2時間の古鎮の場合、観光地化されすぎているところも少なくありません。巴中市は成都からバスで約3時間半も離れているだけに、恩暘古鎮もあまり観光地化されていません。私が恩暘古鎮についたのは、午後4時半頃。夕暮れ前のにぎやかな時間帯だったので、子供はもちろん、多くのお年寄りが表に出ていました。

紅軍の関連史跡が残っている恩暘古鎮

紅軍の招待所跡。建物の歴史は浅いが、古民居が多い古鎮の中で洋館はモダンに見える 紅軍の招待所跡。建物の歴史は浅いが、古民居が多い古鎮の中で洋館はモダンに見える

恩暘古鎮の歴史は、南北朝時代の魏の太宗の常泰4(420)年にさかのぼります。当時、義陽と呼ばれた場所が現在の恩暘鎮だと言われています。1600年近い歴史を持つ古鎮ですが、中国人には、革命基地の一つと言うイメージのほうが強いかもしれません。恩暘は、「ソビエト」と呼ばれた中国共産党が指導する革命根拠地政権組織があった場所です。当時は「紅軍」と呼ばれた共産党軍が宿泊した招待所や会議があった古民居などがいくつも残っています。ただし治水の神様である禹王を祀った禹王宮などは、文革期に徹底的に破壊されてしまい、石碑だけになってしまっているのが非常に残念です。

埠頭に続くメインストリートを歩いてみよう!

まさに90年代の中国が目の前に! 建築はすばらしくても住民がいない廃墟のような古鎮も増えて来ている。恩暘古鎮のように今もにぎやかな古鎮は珍しい まさに90年代の中国が目の前に! 建築はすばらしくても住民がいない廃墟のような古鎮も増えて来ている。恩暘古鎮のように今もにぎやかな古鎮は珍しい

水運業で栄えた古鎮なので、埠頭に続く一番賑やな通りを歩いてみました。間口の広い商店が並び、名物の「麻花(マーホア)」と言う揚げ菓子屋もこのあたりに集まっています。石段になっているので上段を見上げると、白壁の表面に柱が通っている四川の伝統家屋が見られました。最近は白壁に柱の絵を描いた民居も増えているので、本物の四川の伝統家屋はかなり貴重です。通りをよく見ると、時代を感じさせる獅子像や石刻が残っていました。地主の屋敷や祖廟を見たい古鎮好きには、恩暘古鎮はいまひとつですが、住人の生活が垣間見らえる古鎮としてはおすすめしたい。成都〜巴中間の高速バスの本数も多いので、昔懐かしの中国を見に恩暘古鎮に足をのばしてみませんか!

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/07/06)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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