四川省にある美人が多いことで知られる町

「中国版ペンション」と言ったら、良く言いすぎ? でも、チベット風の赤や青などカラフルな色使いと、仏教柄の家具が置かれた部屋はとってもかわいい! どうせ泊まるなら、こんな民族色豊かでかわいい部屋に泊まりたいって思いませんか? 中国の西南部、四川省の丹巴県は美人が多いことで知られるチベット族の町です。省都である成都の西側に位置する丹巴は、人口は6万人の意外と大きな町です。町の中心部である章谷鎮を歩いていてもチベットらしさは全然、感じられません。チベットらしいところは、もう少し離れたところにあるのです。章谷鎮から約9キロの離れた中路に行ってみましょう!  

中路のチベット風の部屋。トイレ、シャワーは共同。夏は人気があるので要予約 中路のチベット風の部屋。トイレ、シャワーは共同。夏は人気があるので要予約

チベットなのにヨーロッパのような雰囲気がおもしろい!

中路は、山の中腹にある美しい村です。チベット族の石積みの塔が多く残っていることで知られています。「ディアオロウ」と呼ばれる石積みの塔とどっしりした石造りの伝統家屋は、中世ヨーロッパのような雰囲気です。このあたりは、中国内で出版されている「中国国土地理」という雑誌で、2005年に中国で最も美しい集落に選ばれたところです。高地の荒涼としたチベット世界をイメージしてやってきた旅行者は、目の前に広がる穏やかな風景とのギャップが大きいかもしれません。丹巴は、チベット世界の中でも比較的低地の暮らしやすいところなのです。

チベット族の石積みの塔に登ってみよう!

中路の村には、いくつものディアオロウが立っています。村でおじいちゃんと呼ばれる年齢の人のお父さんが子供の頃には、既にあったそうです。地元政府によると、元代に建築が始まり、見張り台の役目を果たしていたと言われています。今では見張り台の役目は終わり、穀物倉庫がわりに使われたりしています。10元(約180円)払えば、中に入って見学できるディアオロウもあるので、ここはぜひ、見学させてもらいましょう。内側から見ると、ひとつひとつがいびつな形をした石をよくここまで正確に積み上げたなと、驚愕モノです。

夏におすすめ! チベット版B&B

さて、こんなディアオロウがあるチベット族のお宅は、だいたいどこも民宿も経営しています。どの部屋にも鮮やかな色彩の仏教柄の家具が置かれています。その部屋に泊まることができるんですよ。泊まる部屋のタイプにもよりますが、ドミトリーなら1ベッド60〜80元(約1280〜1440円)で朝と夜の食事付きです。チベット名物のバター茶も飲めますよ。丹巴中心部のホテルではなく、中路やチベット族の村である甲居でチベット風のお部屋に泊まってみませんか? チベット気分が満喫できるお部屋ですが、どこも暖房はありません。なので、とにかく夏に行くのがおすすめです!