2017年12月6日、西安~成都間の動車が開通!

私が四川省の成都に留学していた2001年頃は、成都から陝西省の古都西安まで快速列車で約20時間かかっていた記憶があります。つい最近までは約16時間に短縮されていましたが、それがたった4時間になります。中国のニュースサイト「今日頭条(今日のトップニュース)」を読んでいて、びっくり! 2017年12月6日、成都と西安を結ぶ高速鉄道が開通しました。西安から陝西省南部の漢中、四川省北部の広元を通るルートです。全長658キロを時速250キロで走ります。日本語で説明すると高速鉄道になりますが、中国では300キロ以上を高鉄と呼び、200キロ以上は動車と言います。西安〜成都間の動車が開通するのです。現在、列車の中で最も速いのは、K385次列車で所要11時間50分です。それが8時間近く短くなるなんて、留学時代には考えられなかったことです。

西安版小籠包子と言える灌湯包。イスラム教徒が多い西安らしく、中のスープは豚ではなく、羊か牛肉 西安版小籠包子と言える灌湯包。イスラム教徒が多い西安らしく、中のスープは豚ではなく、羊か牛肉

陝西省西安と四川省成都の共通点とは?

2017年12月5日の「今日頭条」のニュースは、「この(西安〜成都間)高速路線に乗って、思いっきり食べまくろう!」と言う内容でした。書かれている通り、朝、西安の大雁塔を見て、夕方に成都の武候祠を観光するのも余裕でオッケー! 観光はさておき、西安と成都と言えば、中国でも一二を争う美味しい町です。どちらもB級グルメの種類の豊富さとおいしさなら、他都市の追従を全く許しません。西安に対抗できるのは、成都だけ。成都に対抗できるのも西安だけ。そんなおいしい都市をたった4時間で結ぶのですから、まさに「吃貨専列」。これは中国語で「食いしん坊列車」のような意味ですが、本当にそうです。

西安を代表する名所旧跡の一つ、大雁塔 西安を代表する名所旧跡の一つ、大雁塔

まずは、西安でB級グルメを満喫!

記事によると、まずは古都西安で「肉夾モー(食へんに莫)」をトライ! これは素焼きのパンに酒や醤油でとろとろに煮込んだ豚バラ肉を挟んだものです。小さくちぎったモーと呼ばれるパンを春雨、羊肉入りの牛骨スープで煮込んだ「羊肉泡モー(食へんに莫)」、熱々の羊のスープが入った一口肉まんの「灌湯包」など、どれも西安を代表するB級グルメもリストアップされていました。陝西省から四川省に入ると、広元駅で停車します。広元駅の次は、蜀の都を守る砦だった剣門関がある剣門関駅です。剣門関と言えば、名物は豆腐! 剣門関では、豆腐尽くしの豆腐宴を楽しみます。

剣門関風景区のそばには豆腐料理の専門食堂が集まっている。広元駅から剣門関駅は、わずか17分! 剣門関風景区のそばには豆腐料理の専門食堂が集まっている。広元駅から剣門関駅は、わずか17分!

成都で、絶対はずせない鍋料理と言えば?

広元を過ぎれば、いよいよ終点の成都です。成都では、本場の火鍋を楽しみましょう。串に刺した具材を入れて食べる「串串香」と呼ばれる火鍋がおすすめです。記事では、唐辛子と辣油で真っ赤なスープと辛味のない白いスープの両方を楽しめる鴛鴦鍋を載せています。火鍋の後は、古い町並みを再現した寛窄巷子を散歩しながら、四川風ところてんの「涼粉」などをつまみぐいです。成都と西安って、辛いもの好きの食いしん坊には、恐ろしい町です。好みのB級グルメが多すぎます。辛いもの好きなら、次の休みは、食いしん坊列車に乗って、成都と西安に行ってみませんか! これでもかと言うほど辛くておいしいB級グルメが楽しめますよ!

成都生まれの串串香。写真は、2種類の味が楽しめる鴛鴦鍋 成都生まれの串串香。写真は、2種類の味が楽しめる鴛鴦鍋