初めて高速鉄道に乗って、都江堰へ

成都から都江堰がたった30分ほどで行けるなんて、信じられない。前回、私が行った頃は、まだ、中国の新幹線と言える高速鉄道が通っておらず、バスで片道2時間近くかかりました。都江堰は、中国西南部に位置する四川省成都の北西にあります。世界遺産の指定を受けている古代水利施設の「都江堰」が市の名前にもなっているところです。都江堰は、2008年に起きた四川大地震で大きな損害を受けました。私が成都留学時代に知り合った友達の実家も都江堰です。両親は無事でしたが、住んでいた集合住宅は全壊しました。2018年7月、その友達の家に遊びに行くことになりました。

四川大地震後に都江堰市内にできた離堆門。この奥に水利施設の都江堰がある 四川大地震後に都江堰市内にできた離堆門。この奥に水利施設の都江堰がある

都江堰行きの高速鉄道は、軟座席をゲット!

友達がネット予約してくれた成都から都江堰行きの高速鉄道のチケットは、軟座15元(約270円)! 軟座とは、一等の座席です。高速鉄道ではなく、在来線なら軟座がある列車は、短距離列車のみ。長距離列車に乗ることが多い私は、縁がありません。久しぶりに乗ってみたかったので、友達がとってくれた軟座チケットは、かなりうれしい。それにしても友達は、どうして誰もが買う二等の座席を買わなかったのかしら? たった15元で乗ることができる軟座なんて、なかなかありません。お得だから軟座にしてくれたのかしら?

成都北駅発青城山行きのCRH和諧号 成都北駅発青城山行きのCRH和諧号

成都発青城山行きの高速鉄道は、本当に所要30分?

成都から青城山まで高速鉄道が通ったのは、2010年5月。都江堰は、青城山の手前の駅です。時速220キロで成都から都江堰までの約63キロを約19分から約41分で結んでいます。でも、これには、ちょっと異議あり! 成都から青城山に行く高速鉄道が開通と言っても、1日21本ある列車のうち、成都発はわずか4本。他は全て犀浦駅発。犀浦駅は、成都市内ですが、中心部の天府広場から地下鉄2号線で14駅も離れた場所にあります。天府広場から犀浦駅は、少なくとも30分はかかります。成都から都江堰まで片道30分と言われていますが、この表現はちょっとずるいんじゃない? 天府広場から犀浦駅までが約30分、そこから都江堰まで約30分のあわせて1時間です。でも、バスで2時間近くかかっていたところが半分になったのは、やはり大助かり。

成都発青城山行きの和諧号の車内には、四川らしくパンダのエチケット袋が用意されている 成都発青城山行きの和諧号の車内には、四川らしくパンダのエチケット袋が用意されている

やはり乗るのがおすすめ! 青城山行きの高速鉄道!

友達は、私が面倒でないようにと、わざわざ成都発のチケットをとってくれていました。在来線の成都北駅から出発です。「私が乗る軟座は、いったいどのあたりかしら?」と思いながら、車両に乗り込むと、なぜかシートが全部同じ。ごく普通の二等座席にしか見えません。この時に知ったのですが、成都から青城山行きの高速鉄道は、短距離なせいか、全て軟座でした。久しぶりに軟座に乗れると思ったのに。でも、たった33分で到着。気がつけば、お迎えに来てくれていた友達のお父さんにあいさつをしていました。速いっ! 青城山行きの高速鉄道は、犀浦駅に行くのが面倒ですが、やはり速いことは速いです。青城山や都江堰観光が本当に楽になりました。都江堰に行く人は、高速鉄道で行きましょう!

和諧号の軟座。一等席ではなかったが、もちろん快適! 和諧号の軟座。一等席ではなかったが、もちろん快適!