一度食べたら、毎日食べたくなるぐらいおいしい麺

ねっとり重い食感の麺と激辛の辣油の相性がばっちり! そこにたっぷりの肉みそとえんどう豆を混ぜて食べると、辛味が和らいでマイルドな辛味になります。混ぜ麺好きにはたまらないおいしさで、重慶4泊の間に3回も食べてしまいました。この麺は「花市碗雑麺(ホアシーワンザーミェン)」というお店の「碗雑麺(ワンザーミェン)」です。重慶に到着した日、おいしい麺のお店はないかときょろきょろしている時、偶然、見つけたのがここです。お店の前まであふれたお客が通りにずらりと並び、お風呂で使うような小さな腰かけに座って、麺を食べていました。この光景を見ると、誰でもここで食べたくなりますよね。食べてみると、やはり大当たり!

激辛の肉みそたっぷり! 豆本来の甘味が楽しめるえんどう豆がおいしい! 激辛の肉みそたっぷり! 豆本来の甘味が楽しめるえんどう豆がおいしい!

「三大火炉」とは、いったいどういう意味?

重慶市は、中国の西南部に位置する直轄市です。嘉陵江と長江に挟まれた半島のような場所に中心部である渝中区があります。平地が少なく、坂の多い町なので「山城」と呼ばれ、「三大火炉」の一つとしても知られています。「火炉」とは、かまどのことです。重慶の夏は、半端じゃないほど暑いのです。こんな重慶の名物と言えば、日本人にも知られるようになった火鍋です。中国の中でも1,2を争うほど辛い火鍋を食べて、思いっきり汗をかいて厳しい夏を乗り切るのです。火鍋のほかに重慶には、もう一つ名物があります。それが「小麺(シャオミェン)」です。

重慶っ子が熱愛する「小麺」とは、いったいどんな麺?

小麺は、火鍋よりもぐっと庶民的な重慶名物です。毎年「小麺50強」と呼ばれる人気店トップ50のランキングが発表されているほどです。小麺とは、実際にどんな麺かと言うと、私は碗雑麺ばかりを食べすぎて、実は食べていません。ネットで調べてみたところ、汁あり、汁なしの両方があり、ネギ、にんにく、醤油、辣油、酢などで調味料で味をつけた麻辣味の麺だそうです。麻辣味というのは、しびれるほど辛い味です。牛肉や内臓など肉の具が入っているタイプも小麺に含まれるようですが、重慶っ子にとって、小麺と言えば、具はネギだけの簡単なものらしく、麺の中で一番安いのが小麺です。

麺の味付けは、にんにくペーストなどが入った辣油。肉や豆などの具をとると小麺になる。シンプルなので小麺を朝ごはんに食べる人もいる 麺の味付けは、にんにくペーストなどが入った辣油。肉や豆などの具をとると小麺になる。シンプルなので小麺を朝ごはんに食べる人もいる

小麺と碗雑麺の違いとは? 「花市碗雑麺」に行ってみよう!

人気の「花市碗雑麺」で時々、汁なしで具が入っていない麺を食べている人がいました。これが小麺なんだろうと思いつつ、どうしてもトライできませんでした。お店の看板になっている碗雑麺があまりにもおいしくて。ただ、味つけの基本となる辣油などの調味料は、小麺も碗雑麺も同じです。お店の入り口でお店の人が次々とゆであがる麺に調味料をかけているところを見ていたので、わかりました。小麺に肉みそとエンドウ豆を煮たものをかけると、碗雑麺になります。「花市碗雑麺」の看板の下には「重慶小麺前5強」と書かれています。これは「重慶小麺ランキングトップ5」という意味です。碗雑麺も小麺も「花市碗雑麺」で食べたらハズレナシですが、私のいちおしは碗雑麺です。重慶に行ったら、ぜひ、碗雑麺を食べてみて下さいね!

花市碗雑麺(朝天門店)は陝西路64号附6号。地下鉄6号線「小什字」駅8番出口を出て、すぐ西側 花市碗雑麺(朝天門店)は陝西路64号附6号。地下鉄6号線「小什字」駅8番出口を出て、すぐ西側