重慶名物の「小麺」とは、どんな麺?

中国西南部の経済特区、重慶に行くと必ず食べる麺があります。重慶名物の「小麺(シャオミェン)」です。唐辛子、花椒、八角などを調合した特製のラー油で食べるシンプルな麺です。汁麺と汁なしの混ぜ麺があるそうですが、汁麺タイプを食べている人をほとんど見たことがありません。たぶん、汁なしが一般的なのでしょう。私は、その汁なしの小麺が大好き! 重慶を代表する朝ごはんですが、私には、朝から激辛の混ぜ麺は刺激が強すぎるので、お昼に食べます。私が食べるのは、小麺の一種の「豌雑麺(ワンザーミェン)」です。それも「花市碗雑麺」というお店のものが大好き。だから重慶に行くと必ず花市碗雑麺で豌雑麺を食べると決めています。

「花市碗雑麺」の豌雑麺。軽軌1号線「小什字」駅8番出口を出て、右に行くとすぐ 「花市碗雑麺」の豌雑麺。軽軌1号線「小什字」駅8番出口を出て、右に行くとすぐ

毎年、発表される「小麺50強」

しかし、毎回、同じ店で同じものばかりを食べるのは、仕事上まずいです。それで今回、「花市碗雑麺」よりもランキングが上の麺館の小麺を食べることにしました。小麺を熱愛する重慶では、毎年「小麺50強(小麺ランキングトップ50)」なるランキングが発表されます。「花市碗雑麺」は,お店の看板にも書かれているように前5(トップ5)の麺館なので、トップ3には入っていません。重慶人が選ぶトップ1は「秦雲老太婆タンタン(手てんに難)麺」です。今回、私はトップ3常連店の「胖妹麺庄」に行くことにしました。ランキング上位のお店は、チェーン展開していますが、一位の秦雲老太婆タンタン麺は、支店数が多すぎます。支店数があまり多くなく、私の宿から近い「胖妹麺庄」を選びました。

お昼頃、小什字に近い花市碗雑麺の前に行くと、いつもこんな感じ。とに書くお客でいっぱい お昼頃、小什字に近い花市碗雑麺の前に行くと、いつもこんな感じ。とに書くお客でいっぱい

初めての「胖妹麺庄」の豌雑麺

軽軌1号線と3号線の「両路口」1番出口に近い「胖妹麺庄」はすぐわかりました。昼前だと言うのに、お店の前に並んだテーブルがほぼ満員。とりあえず席を確保すると、すぐにスタッフが注文を取りにきました。この時に辛さの程度、花椒や香菜を入れるか、いれないか、卵焼きのトッピングを付けるか、付けないかなどを聞かれます。重慶の有名麺館でこんなことを聞かれたのは初めて。スタッフの態度は、荒々しいですが、麺の味については、きめ細やかな対応をしてくれる感じがします。私は、花市碗雑麺と比較しやすく、自分も大好きな「豌雑麺」を注文しました。

まだ朝の10時すぎだと言うのに、「胖妹麺庄(1号線と3号線「両路口」駅1番出口。宋慶齢故居前)」には、次々とお客がやってくる まだ朝の10時すぎだと言うのに、「胖妹麺庄(1号線と3号線「両路口」駅1番出口。宋慶齢故居前)」には、次々とお客がやってくる

花市碗雑麺と胖妹麺庄は、どっちが美味しい?

豌雑麺は、意外なことに細麺でした。辛さは「微辣」を選んだため、重慶人にしては辛さ控えめですが、外国人には、かなり辛い肉みそが載っていました。美味しいけれど、わずかに物足りない。肉みそももう少しまろやかさが欲しい感じ。私には「花市碗雑麺」のほうが美味しいです。重慶には「眼鏡麺」と言う超有名麺館があります。小麺ランキングは、トップ10に入るか入らないぐらいの麺館ですが、ここも美味しい。花市碗雑麺も眼鏡麺も太麺です。ねっとりした重みのある太麺とラー油って、最高の組み合わせ。私は混ぜ麺を食べる時は、太麺派です。だからパン妹麺庄が、思ったより普通でした。ランキングなんて、やはり目安にすぎません。決めては、自分の好みです。ちなみにランキング上位店の麺をチェックすると、重慶人は、意外と細麺好きのようですよ。

「胖妹麺庄」の豌雑麺。花市碗雑麺よりも細めの麺で肉みその肉もややこぶり 「胖妹麺庄」の豌雑麺。花市碗雑麺よりも細めの麺で肉みその肉もややこぶり