一度も太陽を見たことがない私の重慶旅行

2016年10月と2017年2月に合わせて、1週間以上重慶に滞在しました。1回目の滞在は、なんて運が悪いんだろうと悲しくなるぐらい雨ばかりでした。重慶は、中国西南部に位置する直轄市です。中心部の渝中区は、高層ビルが立ち並び、一見香港のような雰囲気。その現代的なビル群の中に古びた低層家屋の重慶が紛れ込んでいます。どことなく哀愁を帯び、喪失感が漂う町の雰囲気が好きで、2016年の秋以降、重慶にはまっています。こんなに重慶が好きなのに、お天気に恵まれず、重慶滞在中に青空を一回も見たことがありません。2017年2月の3日間は、雨こそ降らなかったものの、連日どよんとしたお天気。私にとって、重慶と言えば、薄暗い町です。

重慶中心部の「十八梯(シーバーティ)」は、再開発で大部分がつぶされてしまったが、昔懐かしの重慶が残っていた場所として知られる 重慶中心部の「十八梯(シーバーティ)」は、再開発で大部分がつぶされてしまったが、昔懐かしの重慶が残っていた場所として知られる

晴れの日になかなか出会えないのが重慶?

重慶にはまって以来、雑誌やインターネットで重慶や重慶周辺の記事を見つけると、しっかり読むようになりました。記事の写真を見ていても晴れた日の重慶を目にすることは、ほとんどないです。重慶周辺は、中山、路孔、松漑などの古鎮が集中しています。中国版ナショナルジオグラフィックと言える「中国国家地理」と言う雑誌で重慶周辺の古鎮特集が組まれました。中を見ると、古鎮は、どれもどんよりしたお天気の写真ばかり。この薄暗さも観光地化されていない古鎮の風景にはマッチしているのですが、実際のところ、連日、お天気が悪いと旅のテンションは下がります。やはり晴れの日が続く時期に行きたいものです。

重慶から片道約2時間の路孔(ルーゴン)古鎮。9月、10月の重慶は、本当に雨が多い 重慶から片道約2時間の路孔(ルーゴン)古鎮。9月、10月の重慶は、本当に雨が多い

中国人にとっての重慶のイメージとは?

中国では、重慶と言えば、まず、思い浮かぶのは「美人が多い」と「めちゃくちゃ暑い」といわれています。かつて四川省に属していた重慶は、小柄で気性が激しい美人の産地と昔からいわれています。また、重慶は、武漢、南京と並び、「三大かまど」と言われるほど、夏の暑さの厳しいところ。暑いと言っても、中国西北部のようにからっとした暑さではなく、降水量がそこそこあるので、湿度が高く、じっとりした暑さです。夏は暑く、秋は雨が多い重慶のため、いつが旅のシーズンなのか難しいところです。中国全土どこに行っても、晴天の日が多い冬に重慶に行くのは、おすすめかと言うと、暖房がついているか、やや不安もあります。

ほんとうに短い重慶の旅のベストシーズン

中国の人の中には「冬に旅行をするのなら、北方がいいね」と言う人が少なくありません。北方は、外は寒くても、部屋の中は、暖房でポカポカ。逆に南方は、室内に暖房がありません。北方より暖かいと言っても、冬は冬。南方では、ユースホステルクラスの宿には、暖房がないので、室内が本当に寒い。ビジネスホテルなら暖房が使えるエアコンがありますが、あまり暖かくなりません。もともと暖房を使わない地方なので、エアコンの暖房機能がいまいちなのかもしれません。重慶も南方なので、暖房は期待できない地方です。なので、私の考える重慶の旅のベストシーズンは、降水量も少なく、寒くもない3〜4月です。1年にたった二か月だけ。春は、重慶に行ってみませんか!

発展と発展によって失われた世界が常に隣あわせでかいま見られるのが重慶の魅力 発展と発展によって失われた世界が常に隣あわせでかいま見られるのが重慶の魅力