またまた中国の安宿で遭遇してしまった困った問題とは?

雨の中を歩きまわったので、パンツのすその泥はねがひどい。今晩、洗濯して部屋に干しておこう。明日にはなんとか乾くでしょ。明日の朝までに乾かせるためにもちろん、エアコンは必須です。部屋にエアコンはあるのに、どこを探してもリモコンが見つかりません。なんだか嫌な予感。宿のご主人に尋ねると、予感的中。「エアコンは、使えない。そのかわり布団をもう1枚貸すわ」。寒いからというより暖房で洗濯物を早く乾かしたかったのに。私が今、滞在しているのは、中国西南部に位置する重慶からバスで約3時間の中山古鎮です。古鎮の真ん前の「客桟(クージェン)」に泊まっています。

1泊70元(約1190円)の部屋。薄型テレビ、トイレ、シャワー付き 1泊70元(約1190円)の部屋。薄型テレビ、トイレ、シャワー付き

四川省と雲南省を外国人が旅行しやすい理由

「客桟」とは、民宿のことです。客桟は、古鎮のような古い村でよく見られます。中国は日本と違い、外国人が宿泊できる宿泊施設が限られています。都市によっては、外国人は客桟には泊まれません。ただ、西南部の四川省や雲南省は、2017年の春現在、外国人の宿泊に対して、あまり厳しくないようです。だから外国人も客桟に泊まり放題です。古鎮の中にある客桟などは、伝統家屋を利用したところも多く、しかも宿泊費は、ビジネスホテルよりも安いのでお得。雰囲気が良いところは、カップルにも人気です。ただ、日本の民泊と同じで、ホテルではないので、対応の良しあしには、かなりばらつきがあります。

中山古鎮は、中国で最も美しい古鎮に選ばれたこともある。古鎮内は客桟だらけ 中山古鎮は、中国で最も美しい古鎮に選ばれたこともある。古鎮内は客桟だらけ

最近、気づいた中国で人気の家電メーカー

私が泊まった中山古鎮の客桟は、内装業者の店舗の上にありました。できたばかりなので、とにかく綺麗。古鎮の中ではなく、古鎮の前なので1泊70元(約1190円)と格安です。もちろん、部屋の中にシャワーとトイレもあります。部屋を見せてもらう時にエアコンの有無も確認しました。日本では中国の家電メーカーと言うと、ハイアールが有名です。最近、中国南部では、ハイアールよりも格力(グリー)が強いことがわかってきました。確かにグリーのエアコンのほうがハイアールより暖房のききがいいです。私が泊まった客桟のエアコンも格力でした。部屋に入った瞬間、ラッキーと思ったのに、使えないなんて!

古民家を利用した客桟もあれば、一見、宿泊施設に見えない客桟もある 古民家を利用した客桟もあれば、一見、宿泊施設に見えない客桟もある

いい安宿が見つかっても、冷静に質問したいこと

部屋にエアコンはあっても使えない。もしくは追加料金を払わないと使えないって、中国の安宿では、よくある問題です。また、西北部のような冬の寒さが厳しい地方では、「部屋にストーブもありますよ!」と言って、客引きをしながら、実際に泊まると「ふとんをかぶって、早く寝なさい!」と言われることもたまにあります。中国の安宿に泊まるときは、エアコンの有無を確認するだけではなく、宿泊料金内で使えるか、追加料金がいるかどうかまで確認したほうがいいですよ。いい安宿が見つかると、うっかり聞き忘れてしまうことが多いのですが、ここは冷静に要確認!

「住宿」の看板も民宿の目印。住宿は、1階が食堂になっているところが多い 「住宿」の看板も民宿の目印。住宿は、1階が食堂になっているところが多い